日本人の2人に一人がかかると言われているがん。平均寿命が伸びるに従い、がんにかかる確率も高くなります。そしてがんは全身どこにでもできる可能性があり、同時期に複数の臓器でがんが発見されるケースもあります。これを『重複がん』あるいは『多重がん』と呼びます。重複がんと診断されたら、がん保険で受け取れる給付金は増えるのでしょうか?
目次
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重複がんとは?
複数のがんが同時に発生すること
重複がんは、同時期に異なる臓器に原発性がんが見つかった場合を指します。昔に比べて重複がんになる人が増えていると言われていますが、その理由は以下のようなものが考えられます。
- 年を取るにつれがんの発症率は高くなる傾向にあるが、平均寿命が伸びたことで同時期に複数のがんを発症するケースが増えた
- 医療の発展により1つ目のがんが治るようになってきているため、2つ目が見つかるケースが増えた
転移性がんや多発がんとは異なる
重複がんは転移性がんや多発がんとは異なり、例えば食道と胃、子宮と卵巣など、異なる部位にがんが発生した状態を指します。重複がんはどちらも初期段階で発見されることもありますが、転移性がんは最初のがんがかなり進行することで発生します。
転移性がん
一箇所にできたがんが進行して他の臓器に転移したもの。
多発がん
同じ部位に同様のがんが複数できること。腫瘍の数に関係なく1つのがんとしてカウントされます。
がんの治療を行う際は他の検査も受けよう
がんの治療が一段落した後も、再発や転移を気にする患者は多いでしょう。しかしそちらに気を取られて重複がんの可能性を考えずにいると、知らない間に別の箇所で2つ目のがんが発生し、進行している可能性もあります。
がんの誘因としては1.年齢、2.遺伝、3.環境的要因、4.食事 等が考えられます。例えば喫煙が原因で発症のリスクがあがるがんには肺がんや口腔・咽喉がんがあり、発がん性物質を含んだ食事を続けることで胃がんや乳がん、前立腺がんを発症することがあります。こうした様々な理由により複数種のがんをほぼ同時期に発症する可能性は十分あり得るのです。
がん治療後の定期検診の際に、念のために他の箇所もがん検診を受けてみると良いでしょう。
重複がんでがん保険の給付金は増える?
基本的に重複がんでも給付金が倍になることはない
がんの治療給付金は基本的に治療を行った月ごとに給付金が支払われます。化学療法や放射線治療などで複数のがんの治療を同月に行っても給付金が増えることはありません。
また、入院給付金は1日あたりで計算するため、原発性がんが複数あってもあくまでも入院した日数のみでカウントされます。
がん診断給付金複数回払いはできるが条件がある
重複がんが別々のタイミングで見つかった場合、がん保険に加入していれば診断給付金を都度貰えるでしょうか?
がん保険の特約で診断給付金を複数回貰うことは可能です。しかし、受け取り条件は厳しくなっており1回目の入院から2年経過しなければいけない等、短期間で何度も貰えないようになっています。
診断給付金を複数回貰える条件は保険会社によって異なり1年経過していれば貰える保険もあります。
がん保険の給付金受け取り条件は比較したほうが良い
がん保険は様々な保険会社で販売されており、どれも同じように見えるかもしれません。しかし保険料が格安のがん保険だと給付金を貰える条件が厳しかったり、1回しか貰えないこともあります。がんは再発や転移の可能性があるため、長期治療や再発の可能性があることを前提として考えておくといざという時に安心です。
がん保険の特約は保険会社によって異なるため、無理に最初から一社だけに絞ろうとせずに無料の一括資料請求サービスを利用して比較検討してみてはいかがでしょうか。