がん保険のコラム

軽度異形成と診断されてから保険に入れる?

投稿日:2021年12月14日 更新日:

子宮頸がんの前段階である子宮頸部異形成。健診で子宮頸部異形成だと診断された場合、保険金を受け取ることはできるのでしょうか。また、子宮頸部異形成だと診断されてから新規に保険に加入できるでしょうか。

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子宮頸部異形成とは

子宮頸部異形成は、子宮頸がんの前段階(前がん病変)です。健康診断やがん検診等で要精密検査だと診断された場合、がんの可能性が高いのでは…と悲観してしまうかもしれません。しかし要精密検査=がんと決まったわけではありません。

子宮頸がんはまず子宮頸部(子宮の入り口部分)がヒトパピローマウイルス(HPV)に感染するところから始まります。このウイルスに感染すること自体は珍しくなく、感染しても大抵の場合は自身の免疫によって自然に排除されます。しかし排除されず長期間感染が続くと、子宮頸部の細胞や組織に変化が生じ、子宮頸がんの前段階である「子宮頸部異形成」という状態になります。

異形成には段階がある

子宮頸部異形成=前がん病変になったら後は進行してがんになるだけと思う方もいるかもしれません。確かに異形成(CIN)は前がん病変であり、がんが発生しやすい状態に変化した組織を指します。しかし実際は、異形成になっても自然治癒することも多いのです。

異形成状態は軽度、中等度、高度と段階が分かれており、自然治癒しなければ症状が進行して徐々にがん化していきます。
自然治癒するものとがん化してしまうものの違いはHPVがハイリスクタイプかどうかで変わります。HPVは200種類以上の型番があり、ハイリスクHPVと呼ばれる型に感染すると自然治癒しにくく、高度異形成に進行しやすくなります。

軽度異形成(CIN1)

軽度異形成は自然治癒する割合が高く経過観察で済むことも多いです。ただし軽度異形成が中等度異形成に進行する確率は12~16%になり、ハイリスクタイプでは16%の確率で進行します。進行状況を確認するためにも定期検診が必要になります。

中等度異形成(CIN2)

中等度異形成になっても自然消滅する可能性があり、中等度異形成から高度異形成に進行する確率はハイリスクタイプでは40.5%、それ以外では8.3%と大きく異なります。こちらも軽度異形成と同様に、定期検診で症状を確認したほうが良いでしょう。

高度異形成・上皮内がん(CIN3)

高度異形成と上皮内がんは約15~20%が早期がんへ移行すると言われています。

浸潤がん

浸潤がんまで進行した場合、速やかに治療を行う必要があります。治療方法は円錐切除といって病巣を円錐形に切除したり、病巣をレーザー蒸散したりといった他、状態によっては子宮全摘出を行うこともあります。

参照 がんプラス 第68回 カフェで学ぼうがんのこと「予防できるがん 子宮頸がんを知ろう」

軽度異形成が進行する前に検討しませんか?

軽度異形成はがん保険の保障対象になる?

一般的には、軽度異形成はがん保険の保障対象外となることがほとんどです。しかし、中等度異形成以降の場合は保障対象となる保険会社もあります。

がん保険の保障範囲は保険会社によって異なり、上皮内がん(上皮内新生物)もがんと同じ保障が受けられる商品や、上皮内新生物は保障範囲外という商品もあります。
さらに上皮内新生物の内容も保険会社によって異なります。「中等度異形成、高度異形成、上皮内がん」までを上皮内新生物と定めているところもあれば、中等度異形成は含めず「高度異形成、上皮内がん」を上皮内新生物と取り扱っている保険会社もあります。異形成でも保障対象になるかは、まずは加入している保険会社に確認してみましょう。

子宮頸部異形成と診断されたら入れる保険はある?

一般的な生命保険やがん保険では、がんと診断されて治療中では新たに加入することは難しいですが、異形成はまだがんになっていない状態です。そのため、軽度異形成や中等度異形成の段階なら保険に加入できる可能性があります。しかし、高度異形成・上皮内がん(上皮内新生物)は早期がんへ移行する可能性が高いため、加入するのは難しいでしょう。

異形成の段階で保険の加入を考えたい人は、まずは一般的な医療保険から検討し、加入が難しい場合には引受基準緩和型医療保険を候補に入れることをおすすめします。加入基準は保険会社によるため、ある会社で加入を断られても他の会社で加入できることもあります。諦めずに複数の保険会社を検討するのがポイントです。

一般的な医療保険

軽度異形成であれば多くの場合自然治癒で治るといわれているため、一般的な医療保険には加入できるかもしれません。ただし無条件の加入ではなく、子宮部位の不担保が付くなど条件付きの加入になる可能性があるため、事前に保険会社への相談が必要です。不担保がついても、一般的に数年程度の不担保期間が終わると保障の対象となることが多いです。しかし、子宮部位に不担保がついた場合、不担保期間の間に子宮頸がんに進行してしまうと保障は受けられませんので注意しましょう。

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引受基準緩和型医療保険

軽度異形成中等度異形成で一般的な医療保険に入れなくても、引受基準緩和型医療保険なら加入できる可能性があります。引受基準緩和型は加入条件が緩く入りやすくなっていますが、その分保険料が割高になっていて、多くの場合は契約してから一定期間は保障額が半額になります。一般的な医療保険と違い、異形成が進行して子宮頸がんになった時も保障されることが多いのが特徴といえます。

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がん保険

軽度異形成は入れる可能性が高いでしょう。ただし契約後、免責期間である90日以内にがんと診断されたら保険金は貰えないので注意が必要です。また、中等度異形成はがん保険の保障対象にしている保険会社もあるため、入れない可能性があります。高度異形成は上皮内がんと同等として扱われることが多いため、入れない可能性が更に高くなるでしょう。

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まとめ

子宮頸がんは子宮頸部異形成の段階では自覚症状がほとんどないため、検診を受けない限りなかなか気づきにくい病気です。軽度異形成と診断された人はまず一般的な医療保険やがん保険を検討してみてはいかがでしょうか。

また、既に子宮頸がんの通院、手術歴のある人でも、引受基準緩和型の医療保険であれば入れる可能性があります。何かあった時に備えたいという方は、諦める前にまずは保険会社に確認してみましょう。

参考 がん経験者でも入れる医療保険はある?

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