老後のお金を保険で準備できるって知っていますか?「個人年金保険」という保険が各社から販売されており、退職後に必要な生活費等を賄う事が出来ます。老後のお金の準備に個人年金保険を考えてみてはいかがでしょうか。
目次
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老後のお金を準備する物には何がある?
老後のお金の備えとしては公的年金がありますが、多くの人にとってそれだけでは不足してしまいます。不足する金額を補うものとしては、
- 個人年金保険
- 貯金
- 終身保険
- 確定拠出年金やiDeCo(私的年金)
- 株式や投資信託といった資産運用
こういった商品・サービスが挙げられます。それぞれには一長一短があり、保険や貯金では多くのケースで元本以上のお金にはなりますが利回りはそう高くはありません。対して確定拠出年金や資産運用では赤字になる可能性はありますが、利回りが高くなる場合もあります。
それぞれのメリット・デメリットを把握し、保険や貯金でベースとなる資金を作り、株式や投資信託などで追加となる余裕資金を充実させるというように、商品・サービスの特徴にあった資産の組み立てをすることが大切です。この記事では、特に個人年金保険のメリット・デメリットについて紹介します。
個人年金保険のメリット
個人年金保険のメリットとしては
- 強制的に積み立てられるので、貯金が苦手な人でもできる
- 途中で崩してしまいにくい
- 契約期間中は所得税の節税効果がある
といったことが挙げられます。順に説明します。
強制的に積み立てられるので、貯金が苦手な人でもできる
個人年金保険では保険料という形で老後資金が強制的に積み立てられていきます。お金があるとついつい使ってしまってなかなか貯金できないという人でも、銀行の預金残高には表示されない別の場所に自動的に積み立てられていくので、老後資金を確実に貯めていきやすいです。
途中で崩してしまいにくい
個人年金保険で貯めたお金を途中で使うには保険を解約する必要があります。ATMを操作すればお金をおろせる普通預金よりもお金を崩すハードルが高く、老後に向けて着実とお金を積み立てていきやすいです。また、早期に解約すると元本割れしてしまうことも途中で解約することに心理的なブレーキをかけてくれます。
契約期間中は所得税の節税効果がある
個人年金保険は個人年金保険料控除の対象なので、保険料の支払期間中は所得税をいくらか節税することができます。一般生命保険料控除とは別枠で最大4万円/年の所得控除ができるので、他に生命保険に入っている人でも節税効果を受けやすいです。
個人年金保険で老後資金の不安に備えよう!
個人年金保険のデメリット
個人年金保険のデメリットとしては
- それほどお金は増えない
- 早期解約すると元本割れする
- インフレに弱い
といったことが挙げられます。こちらも順に説明します。
それほどお金は増えない
個人年金保険では老後資金を着実と積み立てていくことができますが、老後に受け取れる金額は保険料として支払った総額からそれほど増えるわけではありません。特に、低金利下で契約した場合は契約時の低い利率で固定されてしまうので増える金額は少なくなってしまいます。
早期解約すると元本割れする
メリットとして挙げたお金を崩しにくいことの裏返しですが、個人年金保険は早期解約すると元本割れします。支払った保険料よりも返ってくるお金の方が少なければ、普通に銀行に預けておいた方がましだったという結果になります。契約時には将来にわたって保険料を払い続けられるかもよく確認するようにしましょう。
インフレに弱い
個人年金保険は一部の商品を除いて、契約時の利率で固定されてしまいます。将来的に物価が上昇した場合でも受け取れる金額は変わらないので、実質的に受け取れる金額は減少してしまいます。インフレリスクに強い他の金融商品も組み合わせて老後資金を用意していくのがよいでしょう。
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老後のお金を確実に用意したいなら個人年金保険
個人年金保険は老後のお金を確実に用意したい方に向いている商品です。ただし、それほどお金が増えない、インフレに弱いというデメリットも抱えています。メリット・デメリットを理解したうえで、老後資金を確実に計画的に貯めていけるという点に魅力を感じるのであれば加入を検討してみてはいかがでしょうか。まずは資料請求をして各社の個人年金保険を比較してみましょう。