個人年金保険のコラム

老後資金は個人年金と貯金、どっちで貯める?

投稿日:2020年4月3日 更新日:

老後のためにしっかりとお金をためていこうと考えている人も多いのではないでしょうか。老後資金を貯める方法はいくつかありますが、代表的な方法に個人年金保険と貯金があります。この2つでは老後資金を貯めるのにどちらが良いのでしょうか?また、貯金代わりに個人年金を利用することはできるのでしょうか?

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個人年金保険とは

個人年金保険は、国民年金や厚生年金などの公的年金では足りない老後資金を補うために加入する私的年金です。一定期間保険料を支払い、60歳や65歳などの年齢になったら年金が受け取れます。積み立てる期間や受け取り方法は選べることが多く、10年間などの期間で年金を受け取るほかに一括で受け取ることもできます。

個人年金保険で貯めるメリット

老後資金を個人年金で準備するメリットとしては、計画的に積み立てていくため貯蓄が苦手な方でも続けやすい点や銀行預金よりお金が増える可能性があり、節税効果になる点があげられます。詳しくみていきましょう。

計画的に貯められる

毎月保険料として口座から自動的にお金が引き落とされていくので、口座にお金があるとすぐに使ってしまうという人でも計画的にお金を貯めていくことができます。途中解約しない限り積み立てたお金を引き出せないため、老後資金として貯めたお金を別の用途に使ってしまうことも起こりにくいです。

貯金より増える可能性がある

銀行預金は低金利が続いていますが、それに比べると個人年金保険は利率がいい商品が多いです。返戻率が高い個人年金保険に加入すれば、銀行で貯金するよりもお金が増える可能性があります。さらに20代、30代など若いうちに加入するとその分お金を運用する期間が長くなるため、お金が増えることを期待できます。

所得税・住民税が安くなる

個人年金保険は生命保険料控除を受けられるため、所得税・住民税を安くすることができます。年間保険料が8万円以上の場合、所得税は最大4万円、住民税は最大2.8万円が所得から差し引かれます。個人年金は長期間保険料を支払っていくことが多いため、その分保険料控除を受けられ節税効果があります。
なお、個人年金保険料控除を受けるためには「個人年金保険料税制適格特約」を付ける必要があります。以下の条件を満たしているか確認しましょう。

  • 年金受取人が契約者またはその配偶者であること
  • 年金受取人が被保険者と同一人であること
  • 保険料の払込期間が10年以上であること
  • 確定年金や有期年金の場合、年金受取開始が60歳以降であり、かつ年金の受取期間が10年以上であること

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個人年金保険で貯めるデメリット

個人年金にはメリットだけではありません。契約する前には以下のデメリットも踏まえた上で検討していきましょう。

途中解約すると元本割れの可能性がある

個人年金保険を途中解約すると、支払った保険料よりも戻ってくる解約返戻金のほうが少なくなる「元本割れ」の可能性があります。急にお金が必要になって早期に解約してしまうと損するので注意しましょう。無理なく支払い続けていける保険料かを十分に検討したうえで契約することが大切です。

インフレに弱い

多くの個人年金保険では契約時に将来受け取れる金額が決まっています。将来年金を受け取る時に、現在より物価が上昇していると老後に必要な金額が増えてしまいます。インフレが発生すると個人年金保険で受け取れる金額では足りなくなってしまう可能性があるのです。

受取時に税金がかかることも

個人年金保険で年金を受け取る時には税金がかかる場合があります。一括で受け取る場合は一時所得、年金形式で受け取る場合は雑所得として課税対象となります。受け取る形式や金額などによっては所得税・住民税がかかることがあるため注意が必要です。

貯金で貯めるメリット

個人年金を使わずに貯金で貯める場合、自由にお金を引き出せる点や元本保証されている点がメリットになります。老後資金を生活費として使ってしまわないように、生活費とは別の口座に貯めるようにしましょう。

お金を自由に引き出せる

急に大きな出費が必要になった時に、解約などの手間なく現金を用意することができます。個人年金保険は途中で解約すると元本割れする可能性があるため、積み立てたお金を自由に引き出すことが難しいです。
老後までの間に病気や事故、自然災害などで急に大きなお金が必要となることもあるかもしれません。そんな時でも、老後資金として貯めていたお金を一時的に使うこともできます。ただし、落ち着いた後に使ってしまったお金を補填するのも忘れないようにしましょう。

元本保証されている

万が一銀行が破綻したとしても、預金保険制度によって一金融機関ごとに1000万円までと破綻日までの利息等が保護されます。
保険会社が破綻した時にも保護の制度はありますが、責任準備金の90%までの補償となり保険金が削減される可能性があります。

貯金で貯めるデメリット

自由にお金を引き出せる分、貯めたお金を使ってしまいやすいのが貯金のデメリットです。途中で貯金をやめてしまわないように、ある程度強い意志が必要になります。他にも貯金のデメリットを紹介します。

お金が増えにくい

普通預金の金利は低い状態が続いており、銀行にお金を預けていても大きくお金をふやすことはできません。貯金だけで老後資金を準備してしまうと、将来インフレが起こった場合に老後資金が不足する可能性があります。

税制優遇がない

貯金をしていても特に税制的に優遇されることはありません。個人年金保険であれば生命保険料控除によって所得税・住民税が安くなるので、毎年毎年その分の差がついていくことになります。

個人年金と貯金、どちらがいい?

個人年金と貯金のメリットやデメリットを紹介してきましたが、どちらがおすすめなのでしょうか。向いている人の特徴を解説しますので、どちらが自分に当てはまるか確認してみましょう。

個人年金がおすすめな人

  • 貯金が苦手な人
  • 節税したい人
  • 老後資金を貯めたい人

個人年金保険は毎月保険料が引き落とされ自動的に積み立てられていくため、計画的にお金を貯めることができます。また、貯まったお金を気軽に引き出すことも難しくなることから、貯金が苦手な人にはおすすめの方法です。長い期間保険料を払い続けていくため、保険料控除の恩恵も大きくなるのもポイントです。

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貯金がおすすめな人

  • まとまった貯金がない人
  • 元本割れをしたくない人
  • 計画的に貯金ができる人

ライフスタイルによっても向き・不向きがあり、休職や転職等で収入や支出の増減が激しい場合は柔軟にお金を使える貯金が向いています。個人年金保険は途中解約すると元本割れするケースが多いため、急な出費に対応できるほどの金額を貯金できていない人は、まず貯金を優先した方がいいでしょう。また、お金に関する知識が多く、老後に向けて計画的に貯金が出来ているのであれば、個人年金保険に加入する必要性は低いといえるでしょう。

個人年金保険は貯金代わりになる?

老後資金が必要になるのが10年先、20年以上先になるのであれば、貯金代わりに個人年金保険で貯めることも可能です。保険料を払い続けられ、物価水準も変わらないのであれば個人年金保険のほうが効率的にお金を貯めていくことができます。
ただし、高額な保険料を設定してしまい途中で解約することにならないように注意しましょう。また、家の購入資金や子どもの進学費用など近い将来使う予定のあるお金がある場合は、ある程度貯金を貯めて余剰資金が出てきてから加入を検討していきたいですね。

早めの準備が大切

個人年金保険と貯金にはどちらもメリットとデメリットがあります。どちらで老後資金を貯めるにしても早くから準備していくことが大切となります。例えば65歳から老後資金が必要になるとして、50歳から老後資金を貯め始めるのと30歳から老後資金を貯め始めるのとでは、30歳からのほうが1か月あたりに必要な金額は小さくなります。準備が遅くなるほど大きな金額は用意しづらくなっていきますので、思い立ったら後回しにせずに早めに準備を進めていきましょう。


堀田健太

著者情報

堀田 健太
東京大学経済学部金融学科を卒業後、2015年にSBIホールディングス株式会社に入社、インズウェブ事業部に配属。以後、一貫して保険に関する業務にかかわる。年間で100本近くの保険に関するコンテンツを制作中。

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