払込免除特約や医療保障特約等がある学資保険では、親や子どもに持病がある場合は加入が断られてしまうケースがあります。そんな場合でも特約の内容や契約者を変更することで加入できる場合もありますので、諦めずに検討してみましょう。
目次
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契約者に持病がある場合
多くの学資保険には「払込免除特約」が付いているため、契約者(親)の健康状態を申告する必要があります。
親に持病がある場合や健康状態に不安がある場合は学資保険に加入できない事もあります。保険会社によっても異なりますが、一般的に最近3カ月以内の受診歴、過去5年以内の治療歴、過去2年以内の健康診断の結果を告知するようです。
払込免除特約とは
契約者に万が一のことがあった場合、以降の保険料の支払いが免除され、所定の時期に祝い金や満期保険金を受け取れる特約。
契約者に持病があっても加入できる方法は?
契約者の健康状態が理由で学資保険の加入を断られてしまっても、契約者を配偶者や祖父母にする事で加入できる場合があります。たとえば、夫の持病が理由で加入が断られた場合でも、妻に持病がなく健康であれば妻名義にする事で加入できることもあるようです。
学資保険では祖父母を契約者にすることもできますが、年齢制限があったり、返戻率が下がったりしてしまう事もあるので注意しましょう。
持病の告知なしで加入できる学資保険もある?
持病が理由で加入できない場合でも、「払込免除特約」をつけない事で告知なしで加入できる学資保険もあります。この特約がある事が学資保険のメリットでもあるのですが、払込免除特約がないと契約者に万が一のことがあっても引き続き保険料を支払う必要がありますので、メリットがなくなってしまいます。よく考えてから決めた方がよいでしょう。なお、学資保険によっては外せない事もあるので注意が必要です。
子どもに持病がある場合
「医療保障特約」や「死亡保障特約」がある場合は子どもの健康状態を申告する必要があります。そのため、子どもの健康状態によっては学資保険に加入できない事もあります。
医療保障特約とは
子どもが入院や手術をした場合に給付金を受け取ることができる特約。
死亡保障特約とは
万が一子どもが亡くなった場合死亡保険金を受け取ることができる特約。
子どもに持病があっても加入できる方法は?
医療保障特約や死亡保障特約をつけない
保険商品によっては、医療保障特約や死亡保障特約をつけない事によって子どもの健康状態の告知がなくなります。学資保険ではこれらの特約をつけずに、学資保険以外の保険で保障をカバーするのも一つの手ですね。
兄弟姉妹がいる場合はそちらの学資保険を手厚くする
学資保険の保険金の使用用途は自由なため、上の子で貯めた保険金を下の子の教育資金に使うこともできます。既に兄弟姉妹がいて学資保険に加入している場合は、そちらの学資保険を手厚くするのもよいでしょう。
親の終身保険で用意する
子どもに持病があって学資保険に加入できない場合は、親の終身保険で教育資金を用意する方法もあります。終身保険は契約者と被保険者を親にすることができるので、被保険者を子供以外にすれば子供の健康状態は関係なく加入できます。終身保険の内容については後ほどご説明します。
持病を隠して加入するのはやめましょう
もし持病を隠して保険に加入してしまうと告知義務違反となり、保険金が支払われなかったり、契約自体が解除されてしまうことがあります。
契約解除されても解約返戻金が支払われないケースもあるため、今まで支払った保険料が無駄になってしまうことも。また、万が一の時でも払込免除特約が受けられなくなりますので、健康状態について虚偽の申告をするのは絶対にやめましょう。
学資保険以外も検討してみよう
もちろん、学資保険以外でも教育資金を貯める事は可能です。学資保険に加入できない場合は他の方法を検討してみるのもよいでしょう。
終身保険
終身保険は保障が一生涯続く死亡保険ですが、多くの場合、保険料払込期間を過ぎた後は解約返戻金が保険料支払総額を上回るので貯蓄目的で使われることもあります。払込期間を10年払済や15年払済などと教育資金が必要となるよりも前に設定して、教育資金が必要になったタイミングで解約することで解約返戻金を教育資金に充てることができます。ただ、保険料を払い終わる前に解約してしまうと学資保険以上に元本割れするため、注意しましょう。
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つみたてNISA・ジュニアNISA
保険以外でも、株式・投資信託の運用で得られた利益にかかる税金が非課税になるつみたてNISAやジュニアNISAを考えてもいいでしょう。つみたてNISAは年間40万円まで×20年間、ジュニアNISAは年間80万円まで×5年間(新規に投資できるのは2023年まで)が非課税枠として利用できます。ただ、運用の結果マイナスになる可能性もあるため、確実に教育資金を増やしたいといった方には注意が必要です。
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まとめ
健康状態に不安がある場合でも、特約の見直しや契約者を変更することで学資保険に加入できる事もあります。
また、多くの学資保険には払込免除特約がついているため、契約者の健康状態を申告する事が必要ですが、保険会社や商品よって判断基準が異なるため一度断られても他の会社では加入できる場合もあるかもしれません。学資保険一括資料請求サービスを利用すれば複数の保険会社等に資料請求ができるので、不安な方は一社だけでなく複数の保険会社に相談してみましょう。