
学資保険というと毎月コツコツと保険料を支払っていくイメージの人も多いのではないでしょうか。学資保険は月払や年払だけでなく一括払いを選ぶこともできます。保険料を一括で支払うと返戻率が上がりますが、そのほかにもメリットやデメリットはあるのでしょうか?また、一括払いが向いているご家庭の特徴等を紹介します。
目次
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学資保険の払込方法
保険料の支払方法は月払だけではなく、半年払、年払、一括払などがあります。一般的に払込回数が少ないほど保険料の総額は低くなるものの、1回あたりに支払う金額は大きくなります。
払込方法 | 内容 | 保険料総額 |
---|---|---|
一括払 | 加入時にまとめて保険料を支払う方法 | ![]() |
年払 | 1年に1回保険料を支払う方法 | |
半年払 | 半年に1回保険料を支払う方法 | |
月払 | 毎月保険料を支払う方法 |
一括払いのメリット
学資保険の保険料を一括で支払うとどのようなメリットがあるのでしょうか。詳しく紹介します。
支払総額が安くなる
保険料をまとめて支払うことで割引を受けられます。一括払いにすることで、月払や年払に比べて保険料の総額を安く抑えられるのです。
返戻率が高くなる
保険料を早く払い終えるほど、保険会社がお金を運用できる期間も長くなり返戻率が高くなります。そのため、毎月保険料を支払うよりも一括払いの方が効率良く学資保険で増やすことができるといえます。
教育資金を確実に準備できる
契約時に保険料を全て支払う場合、他の用途に使ってしまわずに教育資金を確保しておけるというメリットもあります。また、保険料を払いきれず途中で解約してしまう心配もありません。
教育資金は貯金や投資でも準備することができますが、習い事や塾の費用で貯金を使ってしまったという事態や、NISAで資産運用をしていたのに株価が下落して進学費用に足りなくなってしまったという事態に陥る可能性があります。学資保険を一括払いすることで、大学入学時など必要なタイミングで必要な資金を用意できるのです。
▼一括資料請求で保険会社を比較するワケ
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一括払いのデメリット
一括払いにはデメリットもあります。デメリットも踏まえたうえで払込方法を考えましょう。
大きな金額が必要
契約時に保険料をまとめて支払うため、大きな金額を用意する必要があります。返戻率を高めるために一括で保険料を支払い、その後の生活が苦しくなって解約してしまうというのでは本末転倒です。
契約者貸付で保険会社からお金を借りるという手もありますが、借りたお金は利子を付けて返す必要があるので返戻率を高めた意味合いが薄れてしまいます。一括で支払うことで今後の生活に影響しないかをよく考える必要があります。
一時払いのデメリット
保険料を一括で支払う場合、「一時払」と「全期前納払」の2つの方法があります。
一時払は保険料を1回で払い込むため、契約者である親に万が一のことがあっても支払いが免除されず保険料は戻ってきません。
また、生命保険料控除も契約した年しか受けることができません。高額の保険料を払ったとしても控除できる上限額が決まっており、継続的に保険料を支払うよりも節税効果が少なくなってしまうので注意しましょう。
保険料の割引率は一時払いが最も高くなるものの、このようなデメリットが気になる場合は次に紹介する全期前納払を検討してみましょう。
全期前納払とは?
全期前納払は契約者が一括で支払った保険料を保険会社が預かり、そこから順次保険料の支払いに充当していく方法です。もし契約者にもしものことがあって払込免除特約が適用される場合、まだ支払いに充てられていない保険料は戻ってきます。
さらに毎年保険料を支払っている形になるので、生命保険料控除も毎年受けることができます。
学資保険のメリットである払込免除特約や生命保険料控除を受けたい場合には全期前納払の方が向いているでしょう。なお、保険会社や商品によっては希望の方法を選択できないこともあります。
どの払込方法がいい?
返戻率が高くなる一括払いですが、すべての家庭にとって最適な方法ではありません。ここでは、一括払いが向いているご家庭の特徴を紹介します。
学資保険の一括払いが向いている家庭
保険料を安くしたい家庭
十分な貯蓄がある家庭
一括払いは保険料の総額が安くなる方法ですが、契約時にまとまった金額を支払えるほどの貯蓄が必要です。十分な貯蓄がない場合、突然の出費がかさんで解約するということもありえます。早期に解約すると多くの場合支払った保険料よりも少ない金額しか戻らず元本割れとなってしまいます。数百万円ほどの保険料を一括で支払っても当面の生活資金に影響がないご家庭に向いているといえるでしょう。
月払や年払が向いている家庭
月々の出費を管理したい家庭
これから貯蓄を始める家庭
月払いは1回あたりの保険料が安くなり、毎月の支出が一定になるため家計を管理しやすくなります。さらに保険料の負担を抑えたい場合は半年払や年払などまとめて支払うことで割引を受けられます。一括払いほどではないけれどまとまった金額を支払えるという場合は検討してもよいでしょう。
返戻率を高くする方法は?
学資保険の返戻率を高くする方法は保険料の一括払いだけではありません。一括払いで家計が立ち行かなくなる前に別の方法を選ぶことも考えてみましょう。
満期金の受取時期を遅くする
学資保険は18歳満期や22歳満期などで受け取れますが、この受取時期を遅くすることで返戻率が上がります。保険会社としては運用期間を長く取れるからです。一般的に子どもが18歳になる年に受け取るより、22歳で受け取る方が返戻率は高くなる傾向にあります。ただし、受取時期を遅くすると大学の入学金や授業料には足らない可能性があります。他の手段で準備する必要があるので注意しましょう。
最低限の保障にする
学資保険には払込免除特約以外にも、医療保障などの特約を付けることができます。しかし、特約を付けて保障を充実させるとその分保険料も上がってしまい、元本割れになってしまうことも多いです。そのため、最低限の保障にすることで返戻率も高くすることができます。
保険会社を比べる
学資保険の返戻率は保険会社や商品によっても異なります。返戻率以外にも保険金を満期時に一括で受け取るタイプや、18歳から4年間で分割して受け取るタイプもあります。保険会社によって払込期間や受取時期の選択肢も異なりますので、様々な学資保険を比べて検討するのがおすすめです。
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外貨建て保険を検討する
外貨建ての保険は米ドルなど日本よりも金利が高い国の通貨で運用するので、円建ての学資保険よりも返戻率が高くなる傾向にあります。為替相場の変動によって保険料や保険金の金額も変わるため、保険金を受け取る時に円安となっていれば学資保険よりも高い返戻率となる可能性があります。一方で受取時に円高になった場合は増える額が小さくなる、または元本割れするリスクもある点を理解しておきましょう。
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まとめ
学資保険の保険料を一括で支払うと一度に支払う金額は大きくなりますが、支払総額は月払や年払などよりも安くなり返戻率が高くなります。資金に余裕があって教育資金を確保しておきたいという場合は一括払いを検討してみましょう。保険料支払い後に生活が苦しくなり途中で解約することのないよう、十分な貯蓄が必要です。
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著者情報
堀田 健太
東京大学経済学部金融学科を卒業後、2015年にSBIホールディングス株式会社に入社、インズウェブ事業部に配属。以後、一貫して保険に関する業務にかかわる。年間で100本近くの保険に関するコンテンツを制作中。