終身保険は働き盛りの自分に万が一のことがあった時の備えや、子どもが独立した後は解約して解約返戻金を老後資金に充てる人もいることから、子育て世代が加入するというイメージがあります。しかし子育てがひと段落したシニア世代になっても万が一の時の備えは必要です。
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高齢者でも終身保険は必要?
65歳以上の高齢者の方は仕事も落ち着き、子どもが独立した後は住宅ローンの返済も終わっている場合も多く、多額の資金を準備する必要も少ないでしょう。さらに新たに終身保険に加入するとなると、20代や30代に比べて高い保険料を払わなければなりません。
本当に高齢者でも終身保険は必要でしょうか?自分に万が一のことがあった時の備えが十分にできていればもちろん加入する必要はありません。すでに入っている保険だけでは備えが不安という方や、葬儀費用や家族の生活費用、相続用の資金などを特定の相手に確実に残したい方に向いています。
葬儀費用やお墓の購入費用
よく葬儀費用の目安とされているのは200万円といわれていますが、家族葬などの場合は100万円以内に収まることも多いです。家族葬でなくても参列者の数や式場の費用、どのような飾りつけをするのかなどによって費用は変わってきます。
また、お墓を新たに購入する場合は、地域や墓地、墓石にもよりますがさらに100万円以上は必要になる事が多いようです。
家族の生活費用
夫婦で年金生活をしている場合、どちらかに万が一の事があると年金も半分になってしまいます。のこされた配偶者や家族が生活に困らないくらいの預貯金があれば問題ないですが、貯金を切り崩して生活しているような場合には備えがあると安心できますね。
相続税対策として活用
死亡保険金は相続税の課税対象となりますが、法定相続人が受け取る場合は「500万円×法定相続人の数」という非課税枠があります。例えば、法定相続人が配偶者と子2人の計3人として、5000万円を相続人が受け取る場合を考えると、終身保険の死亡保険金として受け取った場合は「500万円×3=1500万円」が非課税となり、残りの3500万円が課税対象になります。もし現金で受け取った場合は5000万円がそのまま課税対象となるので、現金で残すより死亡保険金として残した方が相続税対策として活用できます。
また、死亡保険金は受取人固有の財産となるので、遺産分割協議の対象とはなりません。特定の人に確実に現金を残したい時に活用できます。なお、相続人の間で著しい不公平がある場合はこの限りではないのでご注意ください。
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すぐに受け取れる
葬儀費用や生活費用は預貯金でも準備ができますが、あえて終身保険で備える理由としてすぐに死亡保険金を受け取れるというメリットがあります。預貯金で資金を残した場合は口座凍結されてしまうとすぐに現金を引き出せません。
口座凍結とは?
銀行などの金融機関が口座の名義人が亡くなった事を知ると、口座が凍結されてしまいお金が引き出せなくなってしまいます。口座が凍結されると電気・ガス・水道などの公共料金やクレジットカードの支払いも引き落としができなくなり、生活に支障が出てしまうこともあるでしょう。口座凍結を解除する手続きは一般的に2~3週間ほどかかります。
死亡保険金は請求手続きが済めば数日後にお金を受け取れ、葬儀費用や生活費用に充てられます。受取人固有の財産となるので、遺産分割協議を待たずに受け取ることができるからです。
なお、相続法の改正により、2019年7月1日より遺産分割協議前でも被相続人(亡くなった人)の預貯金を引き出せるようになっていますが、引き出せる金額には上限があります。具体的には、「預貯金の額×1/3×相続人の法定相続分」です(一金融機関あたり150万円の上限あり)。これより大きな金額を単独ですぐに受け取るということは難しいでしょう。
どの死亡保険がいいの?
終身保険以外にも死亡保障がある保険はいくつか種類があります。保険期間や満期金の有無など違いがありますが、長生きした場合の葬儀費用や相続税対策に備えるには終身保険が適しています。
定期保険
定期保険は保険期間が10年や20年など定まっており、保険期間中に契約者が亡くなると遺族は死亡保険金を受け取れます。満期を過ぎても満期保険金はなく、保険に入り直す必要があります。
満期後に年齢を理由に保険に再加入できなかった場合は保障が受けられなくなってしまうので、長生きした場合の葬儀費用に備えるには向いていません。
養老保険
養老保険は保険契約者が亡くなっても亡くならなくてもお金を受け取れます。
亡くなってしまった場合は死亡保険として、亡くならずに保険期間が終了すると満期保険金として死亡保険金と同額を受け取ることが可能です。
満期後は死亡保障がなくなってしまうので、老後資金等で保険金を使い過ぎてしまうと長生きした場合には資金が残らない可能性があります。
終身保険
終身保険は、一生涯保障してくれるタイプの死亡保険です。契約者が亡くなると遺族は死亡保険金を受け取れます。満期が無いため満期保険金はありません。
満期がなく一生涯保障されるため、長生きした場合の葬儀費用等に備えられます。
まとめ
終身保険は持病があったり年齢が高くなったりすると加入しづらくなってしまうため、なるべく早く備えておくことが大事です。特に高齢の場合は保険料が高くなるので無理なく保険料を支払っていけるかを考えながら検討しましょう。せっかく加入しても保険料を払えず解約してしまうと、これまで払った保険料が無駄になってしまいますよね。
終身保険の中には80歳や90歳まで入れる保険もあります。終身保険一括資料請求サービスを利用すれば複数の保険会社等に資料請求ができるので、自分にあう保険を見つけてみませんか。