医療保険や死亡保険など、生命保険には様々な種類の商品があります。もし複数の保険会社で同じ保障内容の生命保険に加入していた場合、給付金や保険金を受取ることは可能なのでしょうか?
目次
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生命保険は重複で加入しても保険金を受け取れる
生命保険は保障内容が重複していても保険金をそれぞれ受け取れる
最初に結論となりますが、生命保険は基本的に、同じ保障内容の複数の保険に加入していてもそれぞれ保険金や給付金を受け取ることが可能です。
生命保険には発生した損害分だけ補填する『実損填補』という考え方がなく、もしもに備えて契約者が必要な分だけ複数の保険会社に加入することが可能です。その代わり、加入時に過去の既往歴や現在の健康状態を申告する必要があり、もし申告漏れがあれば告知義務違反となり保険金は支払われません。
過剰に死亡保険金をかけようとしたり、必要以上に加入しようとすると申し込みの際に断られる可能性もあります。また、保障内容が手厚いほど保険料も高くなるため、年収や年齢によって保険金額が制限される場合もあります。他にも、保険金詐欺防止と子どもの安全を守るため、15歳未満の未成年にかけられる保険金は1,000万円を上限金額とされています。
損害保険は重複して保険金を受け取れない
自動車保険や火災保険といった損害保険は、保険契約時に定められた上限金額内で実際の被害金額が保険金として支払われる実損填補方式です。そのため、複数の自動車保険や火災保険に加入しても保険金を余剰に受け取ることはできません。
もし実損填補方式ではないとしたら、自宅が火事で焼失してしまったり自動車事故を起こしたほうが保険金の支払いで金銭的に得をしたというケースが起こりえます。損害保険は人身を傷つけずに故意の事故を起こすことも可能なため、保険金詐欺に利用される危険性が高くなってしまうのです。
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重複した生命保険に加入するメリット
受け取れるお金が増える
生命保険に重複して加入する最大のメリットは、どちらの契約分からも保険金や給付金を受け取れることです。
複数の保険会社の保障を受けられる
生命保険の保障内容は保険会社によって少しずつ異なります。A社の保険ではカバーしていない保障範囲をB社がカバーしていたり、逆にB社にはない保障や特約をA社の商品ではカバーしていることもあります。複数の保険に加入することで、幅広い範囲のリスクに備えることが可能です。
保険会社の破綻に備えられる
生命保険会社の経営破綻はめったにありませんが、契約期間が10年~30年程度と長期にわたる生命保険は、契約中に経営破綻が絶対に起こらないとは断言できません。
「生命保険契約者保護機構」により一定の契約者保護が図られるため契約が無くなってしまうことはありませんが、救済保険会社により保険契約が移転された後に予定利率の引き下げがされる等、契約条件が変わる可能性があります。こうした場合、複数の生命保険会社の保険に加入しておくことでリスクを分散させられます。
保障が一生涯続く死亡保険でもしもに備える
重複した生命保険に加入するデメリット
月々の保険料が高くなる
保険に入れば入るだけ、毎月支払わなければならない保険料も増えていきます。保障を手厚くすることや保険金を重視して保険に入りすぎてしまうと家計を圧迫してしまい保険貧乏になってしまいかねません。生命保険は掛け捨てのものや、早期解約すると返戻金が元本割れしてしまう商品も多いため、気軽に解約してしまうと損してしまうので気をつけましょう。
保険会社への手続きが煩雑になる
保険会社に保険金・給付金を請求する場合、まずは保険会社に連絡して提出用の書類を送ってもらいます。その後保険金・給付金を受け取る人自身が書類を準備するという流れですが、複数の保険会社に請求する場合は1社ごとに書類の準備をしなければならず、手間が増えてしまうことも。
書類につける医師の診断書は原本が必要なのか、病院所定の診断書で良いのか等も保険会社によって規定が異なるため、書類不備には気をつける必要があります。
貯蓄もできる死亡保険でもしもに備えるなら
まとめ
生命保険は万が一が起きた時に収入や貯蓄だけではカバーできない出費に備えるために加入するものです。もしもに備えることは大切ですが、過剰に備えようとすると保険料が膨らみ、家計の収支バランスが悪化してしまいます。
自分や家族に万が一のことが起きた時にどれぐらいお金が必要になるのか、現在の貯蓄や収支バランスを考慮した上で重複して加入すべきか判断しましょう。