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終身保険のコラム

生命保険は複数加入できる?保険金を受け取れるケースや注意点は?

投稿日:2022年5月12日 更新日:

医療保険や死亡保険など、生命保険には様々な種類の商品があります。複数の保険会社で同じような保障内容に加入していても、各社から給付金や保険金を受け取ることができます。ただし、保険料負担が増えたり請求手続きが煩雑になったりするなどの注意点もあります。生命保険に複数加入する場合のメリットやデメリットは契約前に確認しておきましょう。

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生命保険は複数加入できる

生命保険の加入数に上限はなく、同じ様な保障内容の保険商品に複数加入することができます。そして、特段の問題がない限りそれぞれの保険会社から給付金や保険金を受け取ることが可能です。

例えば、保険金が500万円の死亡保険に2社加入したとします。この場合、被保険者が亡くなった際にそれぞれの会社から500万円ずつ支払われ、合計1000万円の保険金を受け取れます。
また、保障内容を補い合う形で加入することも可能です。例えば、入院給付金が手厚いA社の医療保険と通院給付金が充実しているB社の医療保険にするといった形です。手術等で入院した際にはA社から入院給付金を受け取り、通院治療中はB社から通院給付金を受け取ることができます。

生命保険文化センターの「2024(令和6)年度 生命保険に関する全国実態調査」によると、生命保険に加入している世帯では平均3.8件の保険に加入しています。複数の保険に加入して保障を手厚くすることはごく一般的といえるでしょう。

重複した分、上限額に注意

複数の生命保険に加入していても給付金・保険金の希望する金額を満額受け取れるわけではありません。
生命保険には、犯罪防止や加入者間の公平性を守るという目的で限度額が設けられています。

もし、複数保険の加入者に対して過剰に保険金が支払われたりした場合、一部の契約者が不当に大きな利益を得ることになってしまいます。
こういったモラルリスクを排除するため、生命保険会社では、照会制度を利用し他社の申し込み状況や契約状況を共有し、それらの情報を確認したうえで契約とその保険金額が妥当であるかどうかを判断しています。上限額が気になる方は保険会社や代理店に確認してみましょう。

生命保険に複数加入するメリット

生命保険に複数社加入することにおけるメリットを2つ紹介します。

受け取れるお金が増える

それぞれの保険会社へ給付金・保険金を請求できる為、その分受け取れるお金は増えることになります。

例えば、A社とB社の保障内容が同じ医療保険に加入していた場合、保障対象となる入院や手術をした際にはそれぞれの医療保険から給付金を受け取れることになります。このように一度により多くの保障を受けることができます。

しかしながら、同じ医療保険でも保険会社ごとに保障内容や設定されている給付金額・保険金額が多少なりとも異なります。A社の医療保険で保障対象外であったが、B社の医療保険では対象となるようなことも考えられますので、複数の保険会社に加入することで経済的リスクを回避することもできます。

複数の保障を受けられる

複数の保険を組み合わせることによって保障内容を充実させることができます。

同じ保険商品でも保険会社によって保障内容、保障範囲、給付金額・保険金額、特約の種類などが異なります。例えば、A社とB社の医療保険において入院給付金の限度日数が異なる場合、A社の入院給付金が限度日数を超過してしまっても、B社の入院給付金の限度日数が無制限であれば、日数を気にすることなく請求できます。
異なる保障内容・保障範囲の保険商品に組み合わせて複数加入することで、幅広い範囲のリスクに備えることが可能です。

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生命保険に複数加入する3つのデメリット

生命保険に複数加入するにはメリットがある反面、デメリットもあります。後に後悔しないためにもきちんと抑えておきましょう。

保険料が高くなる

手厚い保障になる分、保険料が増えてしまいます。

もしもの為に沢山の手厚い保障を備えておけば将来に向けた安心を買うことができますが、保険料が高くなり、かえって家計を圧迫してしまうこともあります。保険料を払い続けることができずに結局契約解除になってしまった場合には、払い続けた保険料が無駄になってしまいます。
保険料を払い続けられる範囲で、保障内容と保険料のバランスを考慮し、本当に必要な備えを見極めて加入しましょう。また、生命保険は掛け捨てのものや、早期解約すると返戻金が元本割れしてしまう商品も多いため、気軽に解約すると損してしまうこともあるので気をつけましょう。

管理が煩雑になる

あれやこれやと複数の保険会社に加入していると、各保険会社のそれぞれの保障内容を把握しきれず請求漏れにつながる可能性があります。

生命保険は、自動車保険と異なり保険期間が長いため、一度加入したら請求するような事象が起こらない限り思い出すタイミングがなく、加入していること自体忘れてしまうことも考えられます。どこの保険会社にどんな保険商品に加入しているか分からなくなった場合、請求できる事情が起こっても請求することなく、‟請求漏れ”にもなりかねません。
もし、請求を放っておいて3年の請求期間を過ぎてしまうと、時効により請求権が消滅し、給付金あるいは保険金を請求できなくなることもあります。折角保険料を払い続けていたのに、請求できなくなってしまうのはもったいないですから、管理できる範囲で保険に加入しましょう。

各社ごとに請求手続きが必要

保険金や給付金を請求する際には加入している保険会社ごとに請求手続きが必要になります。

保険会社へ請求する際には、以下のような書類が必要になります。所定の請求書や診断書が定められていたり、原本の提出を求められたりすることもあります。

給付金の場合:請求書、診断書
保険金の場合:請求書、死亡診断書(死体検案書)、保険証券、受取人の印鑑証明と戸籍謄本、被保険者の戸籍謄本など

死亡や疾病などただでさえ大変な中、これらの必要な書類を複数社分揃えなくてはなりません。もし不備が発生した場合には保険会社とのやり取りも増えてしまい、更に手間と時間がかかる可能性もあります。
各社の保障内容や加入状況を把握したうえで事前に請求方法や必要書類をあらかじめ確認し、いざ請求する際にはスムーズに手続きを済ませるようにしましょう。

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よくある質問

生命保険の二重加入はできる?

同じ保障内容の生命保険や医療保険に二重加入することができます。万が一の際には、それぞれの保険会社から給付金や保険金を受け取れます。
火災保険や自動車保険等の損害保険では実際の損害額までしか保険金が支払われないため、二重加入しても意味はありません。

複数加入しても保険金が出ないことはある?

契約時の健康状態で虚偽の告知をした場合などは保険金が支払われません。複数加入に関わらず、過去の治療歴や持病を隠して契約するのはやめ、正しく告知するようにしましょう。

まとめ

生命保険は複数加入でき、各社から給付金や保険金を受け取れます。保障を手厚くすることによって万が一の事が起きた時でも安心ですが、保険料負担が大きくなることや手続きが煩雑になることには注意が必要です。
もしもに備えることは大切ですが、過剰に備えようとすると保険料が膨らみ、家計の収支バランスが悪化してしまいます。自分や家族に万が一のことが起きた時にどれぐらいお金が必要になるのか、現在の貯蓄や収支バランスを考慮した上で重複して加入すべきか判断しましょう。

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