収入保障保険には最低支払保証期間というものがあります。これは一体どのようなものなのでしょうか。また、保証期間であれば長い方がよさそうですが長ければ長いほどよいものなのでしょうか。収入保障保険の最低支払保証期間について紹介します。
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最低支払保証期間とは
収入保障保険の最低支払保証期間とは、収入保障保険の保険金が支払われる場合に、最低で何年間保険金を受け取れるかを保証する期間のことです。
収入保障保険では被保険者が死亡したときから保険期間が終了するまで毎月保険金を受け取れます。保険期間を被保険者が65歳になるまでで契約していた場合に、50歳で亡くなってしまった場合は保険期間が終了するまでの15年間にわたって保険金を受け取れることとなります。保険期間が残り半年となった段階で被保険者が死亡した場合は半年間保険金を受け取れるということとなりますが、最低支払保証期間が2年の場合は半年間ではなく2年間保険金を受け取れることとなります。
最低支払保証期間は2年や5年といった期間を選べることが多いですが、他に1年や10年といった期間を選べる会社もあります。
あまり長くする必要はない
保険金を受け取れる期間の保証をしてくれるのであれば長ければ長いほどよさそうですが、当然ながら最低支払保証期間が長いほど保険料は高くなります。高くなる保険料次第だとは思いますが、本当に保険料を高くしてまで最低支払保証期間を長くする必要があるのか考える必要があります。
最低支払保証期間は多くの場合、1年や2年といった短い期間で設定するのがよいと思われます。なぜなら、保険金が必要な期間を保険期間として設定しているからです。保険期間終了後というのは本来死亡保障の必要性が低い期間です。無料で保険金がもらえるのであれば欲しいでしょうが、追加で保険料を支払ってまで必要なのかは疑問が残ります。保険期間を適切に設定していれば最低支払保証期間を長くする必要性は低いでしょう。
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保険期間はどのように設定するといい?
それでは保険期間はどのように設定するのがよいのでしょうか?一般的には、収入保障保険の保険期間の設定は以下の3つの考え方のいずれかで行われることが多いです。
1.配偶者が65歳になるまで
配偶者が65歳になるまでというのが1つ目の考え方です。65歳になれば老齢年金が支給されるので収入保障保険による保障の必要性が薄れます。ただし、配偶者が年下で年齢が離れている場合は保険期間を長くする必要があるので保険料も高くなるというデメリットがあります。
2.末子が独立するまで
末子が独立するまでというのが2つ目の考え方です。子供が就職して独立すれば養育費や教育費は必要なくなるので、家族に遺す必要がある金額も少なくなります。配偶者の生活費は被保険者が死亡するまでに貯めた貯蓄や遺族厚生年金などでカバーすることとなります。貯蓄が少ない家庭にはあまり向かない考え方かもしれません。
3.被保険者が定年退職となる年齢まで
被保険者が定年退職となる60歳あるいは65歳までといった年齢で保険期間を設定するというのが3つ目の考え方です。亡くならなければもらえていた給与の代わりとします。この方法の弱点としては、配偶者との間に年齢差があった場合、収入保障保険の保険金の支給終了から配偶者の老齢年金の支給開始まで間が空いてしまうことです。その期間の生活費をどうするのか別途考えておく必要があります。
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まとめ
収入保障保険の最低支払保証期間とは、保険期間終了間際に被保険者が死亡した場合でも最低限保険金を受け取れる期間のことです。最低支払保証期間が長くなるほど保険料は高くなります。保険期間終了後というのは死亡保障の必要性は薄れているはずなので、保険期間を適切に設定していればあまり長い期間を設定する必要はないでしょう。いつまで死亡保障が必要かを考え、無駄に保険料を支払わないようにすることが大切です。
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著者情報
堀田 健太
東京大学経済学部金融学科を卒業後、2015年にSBIホールディングス株式会社に入社、インズウェブ事業部に配属。以後、一貫して保険に関する業務にかかわる。年間で100本近くの保険に関するコンテンツを制作中。