個人年金保険のコラム

個人年金保険の保険料の平均は?

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個人年金保険に入ることを検討する場合、どれくらいの保険料を支払っていく必要があるのか気になるのではないでしょうか。生命保険文化センターの平成30年度「生命保険に関する全国実態調査」から個人年金保険の加入者の年間の平均保険料を紹介します。

個人年金保険の年間の払込保険料は?

生命保険文化センター「平成30年度『生命保険に関する全国実態調査』」によると、1年間に払い込む個人年金保険の保険料の世帯合計額の平均は200,600円です。単純に月額に換算すると16,717円となります。前回調査(平成27年)では平均が年間17.9万円だったので約2万円の上昇です。

分布をみると、最も回答した割合が高いのが年間12~18万円未満の24.4%、次いで6~12万円未満の17.3%、6万円未満の16.5%となっています。

個人年金保険の世帯年間払込保険料(全生保)
平均6万円未満6~12万円未満12~18万円未満18~24万円未満24~36万円未満36~48万円未満48~60万円未満60万円以上不明
平成30年20.1万円16.5%17.3%24.4%9.6%15.1%4.3%2.9%5.1%4.9%
平成27年17.9万円12.0%16.2%25.6%8.9%13.2%3.7%2.2%2.4%15.8%
平成24年19.3万円15.0%16.9%23.2%8.6%12.4%4.1%2.1%3.4%14.3%
平成21年18.9万円11.6%16.3%23.6%10.2%12.1%4.7%1.9%3.0%16.6%

※民保(かんぽ生命を含む)、簡保、JA、全労済の計
※平均は小数点以下第2位で四捨五入
出典:生命保険文化センター「平成30年度『生命保険に関する全国実態調査』」

年金額が上がっているわけではない

平成30年の世帯年間払込保険料の平均は20.1万円と過去調査よりも大きな数字となっています。しかし単純に、老後に受け取れる年金額の設定を増やしたから保険料も上がったというわけではありません。実は、個人年金保険加入世帯の基本年金年額(年金受取開始時の1年間に受け取れる年金の年額)の平均は平成21年や平成24年の調査と比べて下がっているのです。

個人年金保険の世帯合計基本年金年額(全生保)
平均36万円未満36~48万円未満48~60万円未満60~72万円未満72~84万円未満84~96万円未満96~108万円未満108万円以上不明
平成30年102.5万円17.3%7.6%9.2%12.9%6.5%3.1%6.0%21.7%15.7%
平成27年101.0万円15.8%7.2%8.8%13.2%7.0%2.7%6.1%25.2%13.9%
平成24年117.2万円16.7%6.7%9.8%12.1%7.1%3.6%5.8%23.3%14.9%
平成21年111.9万円14.1%8.8%7.3%14.8%5.3%3.4%6.0%24.0%16.2%

※民保(かんぽ生命を含む)、簡保、JA、全労済の計
※平均は小数点以下第2位で四捨五入
出典:生命保険文化センター「平成30年度『生命保険に関する全国実態調査』」

払込保険料の平均は上がっているのに基本年金年額の平均は下がっている要因の一つに返戻率の低下が挙げられます。個人年金保険はマイナス金利の影響で返戻率が下がっています。返戻率とは支払った保険料の総額に対する受け取れる保険金の総額の割合のことです。受け取れる保険金総額を支払う保険料総額で割り、100をかけます。例えば、支払う保険料の合計が500万円、受け取れる保険金の合計が550万円の場合は返戻率は110%です。

昔に比べて返戻率が下がっていることにより、同じ金額を受け取るのに必要な保険料は高くなっています。そのため、平均の年間払込保険料は上がっているのに基本年金年額の平均は下がっているというようなことが起こっているのです。

いくら必要か、いくら払えるかで決めよう

個人年金保険の年間払込保険料の平均を紹介しましたが、実際に契約する際には平均にとらわれるのではなく年金がいくら必要か、保険料がいくらなら支払っていけるのかということから決めるのが大切です。

年間で120万円必要なのに100万円しか受け取れない契約をした場合、残りの年間20万円を別の手段で用意していく必要があります。また、年間で12万円しか保険料を支払う余裕がないのに平均と同じく年間20万円を支払う契約をした場合、他の生活費を削るなどして年間8万円を捻出する必要があります。保険料の支払いがきつくて解約してしまうと元本割れすることもあるので十分に気を付ける必要があるでしょう。

このように平均を頼りに個人年金保険に加入すると不具合が生じます。平均はあくまでも平均なので、どのような目的で個人年金保険に加入するか、その目的を達成するのにはいくら必要なのか、現在の生活が苦しくならないかといったことを考えたうえで契約内容を決めるようにしましょう。

まとめ

個人年金保険の保険料の世帯合計額の平均は年間200,600円です。過去の調査結果と比べて保険料の平均額は上昇しています。これは、返戻率が下がって同じ金額を受け取るのに必要な保険料が上がったことも影響しているでしょう。また、平均はあくまでも平均で、自分にとって適切な金額というわけではありません。あまり平均に振り回されずに自分が必要な額を設定するようにしましょう。

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