緩和型医療保険のコラム

片頭痛持ちでも保険に入れる?

投稿日:2022年2月16日 更新日:

日本人の3人に1人が悩んでいると言われる頭痛。頭痛には様々なタイプがあり、はっきりとした原因や疾患が無いものの代表として片頭痛(偏頭痛)や緊張型頭痛、群発頭痛が挙げられます。では、頭痛に悩まされている人は保険に入れるのでしょうか?

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頭痛持ちでも保険に入れる?

片頭痛をはじめとする、いわゆる頭痛持ちの人でも基本的に保険への加入は可能です。

頭痛に悩まされている人にとって頭痛は日常的に起こるものですが、はっきりとした原因のある疾患ではないため、MRIで脳の検査をしてみてもどこにも異常は見つかりません。現在の医療では投薬による症状の緩和のみで、根本的な治療をすることもできません。しかし頭痛が頻発しても命に別状はなく、入院や手術が必要になることもありません。

そのため、医療保険への加入は可能ですが、医療保険で頭痛の通院費や治療費をカバーするということも不可能ですので頭痛と医療保険は切り離して考えたほうがよいでしょう。

市販の頭痛薬のみであれば告知も不要

頭痛に悩まされている人は市販薬の服用で症状の軽減や緩和をしながら日常生活を送っている人が多いでしょう。

市販薬の服用のみでわざわざ病院に行っていない場合や、不安になって病院で検査をしてみたけれど特に異常は見つからずその後も通院していない場合は告知義務違反にはなりません。

過去に通院歴がある場合は告知が必要

通常の医療保険に加入する場合、過去の病歴や手術歴、通院歴を保険会社に告知する必要があります。過去何年前まで遡って告知しなければいけないのかは保険会社によって異なりますが、おおよそ5年が目安となります。過去5年間で合計7日間分以上の鎮痛剤を処方してもらっていた場合も告知が必要になるので、自分のお薬手帳を確認する等して告知漏れが起きないようにしましょう。

また、医師が完治したと診断していないにも関わらず途中で治療や通院をやめてしまい、自己判断で治療完了したと保険会社に告知した場合は、告知義務違反になる可能性があります。

頭痛の種類によっては入れないことも

頭痛には2種類ある

頭痛は大まかに、頭痛そのものが症状である『一次性頭痛』と、他の疾患が原因で頭痛が起きる『二次性頭痛』の二種類に分類されます。一般的な頭痛は一次性頭痛になります。

一次性頭痛

  • 片頭痛、緊張型頭痛、群発頭痛といった「頭痛そのものが病状」の頭痛
  • 治療による完治はできないが命の心配はない
  • 50歳を過ぎる頃になると症状が急に軽減したり全く無くなったりする
  • 通院していなければ告知義務は無い

二次性頭痛

  • くも膜下出血、脳出血、脳腫瘍、髄膜炎、脳炎等を原因とする頭痛
  • 治療せずに放置していると命にかかわることもある
  • 告知義務がある

頭痛で保険加入を断られるケースは?

保険加入を断られるケースとしては、以下のケースが考えられます。

  • 二次性頭痛の疑いがある
  • 精密検査を勧められたのにその後病院に行かずに放置した
  • 現在通院中または治療中
  • 頭痛以外の健康状態や病歴が原因

引受基準緩和型医療保険なら通院歴があっても入れる

過去に鎮痛剤等を処方されていた場合は通常の医療保険には入れない可能性があります。それでも医療保険に加入したいという方は、引受基準緩和型の医療保険を検討してみてはいかがでしょうか。

引受基準緩和型医療保険は、健康状態に関する告知が3~5項目程度の「はい」か「いいえ」で答えられる質問になっていて、その質問にすべて「いいえ」と答えられれば申し込みが可能です(過去に保険料を払わなくて契約を解除されたなど健康状態に関すること以外で契約できないこともあります)。告知項目は保険会社によって異なりますが、以下のような内容になっています。

  • 現在入院中ですか?
  • 過去3か月以内に入院や手術、検査をすすめられたことはありますか?
  • 過去2年以内に病気やケガで入院したことや手術をしたことはありますか?
  • 過去5年以内にがん(悪性新生物)で入院または手術をしたことはありますか?

※あくまでもイメージです。告知項目は保険会社によって異なります。

しかし頭痛に関しては通院から一定期間経っていれば通常の医療保険にも入れる可能性が高いため、まずは通常の医療保険に加入できるか確認してみるとよいでしょう。

病歴や通院歴に関係なく入れる保険もある

頭痛持ちでも通院歴がなければ基本的に保険に加入できますが、以下の保険は通院歴があっても加入可能です。

がん保険

がん保険は過去にがんに罹患した人や、過去の病歴からがんに罹患する可能性が高い人は加入を断られる可能性が高い保険です。しかし、がんと関連性が無いと見なされる病歴や通院歴であれば加入しやすく、一次性頭痛であれば問題なく加入できる可能性が高いでしょう。

積立保険

積立保険は基本的にケガや病気になっても保険金が支払われませんので、健康状態に関わらず加入しやすい保険です。お金を貯めることを重視したいという人におすすめの保険です。

片頭痛とは

そもそも頭痛とは、後頭部と頚部の境界、眼の奥の痛み等全体の痛みの総称であり、上記で説明したとおり一次性頭痛と二次性頭痛に分類されています。一次性頭痛は更に「片頭痛」「緊張型頭痛」「群発頭痛」「その他」の4グループに分かれています。

片頭痛のはっきりした原因は明らかになっていませんが、脳血管を取り巻く三叉神経の興奮や脳血管の拡張が関わっていると考えられています。

好発年齢は20~40歳代の女性で、男女比は1:4と女性の割合が多くなっています。

症状

片頭痛は「ズキズキする痛み」あるいは「脈打つような激しい痛み」といった頭痛発作を繰り返す病気で、発作は4~72時間、月に1~2回、多い時には週に1~2回続きます。脳の血管が拡がって周囲の神経が刺激されてしまうと1~2時間でピークに達し吐き気や嘔吐を伴うケースが多いです。また、日常的な動作により頭痛が悪化することが特徴的であり、それに伴う症状として悪心、目がちかちかするような光過敏、音過敏を伴うことがあります。

片頭痛はその名のとおり、頭の片側のこめかみから目にかけてのあたりが痛むことが多いのですが、頭の両側や後頭部が痛むケースもみられます。

前兆

前兆のある片頭痛と前兆のない片頭痛があり、その内前兆のある片頭痛の特徴として閃輝暗点(ギザギザの光)などの視覚性の前兆が多いです。その他、しびれ感などの感覚障害、言語障害などの前兆もあります。前兆は通常5~60分で、前兆に引き続いて頭痛が起こります。

誘発因子

片頭痛には以下のような誘発因子があり、これらを除去することが予防に繋がります。

多くの食品が片頭痛の誘発因子として言われており、その代表的なものは赤ワイン、チョコレート、チーズです。これらの食品に共通する片頭痛誘発物質はチラミンなどのアミン類が考えられおり、このアミンを含むピーナッツ、豚肉なども片頭痛の誘発因子と考えられています。また、飲酒は片頭痛の有力な誘発因子となっています。

精神的因子:ストレス、精神的緊張、疲れ、睡眠
内因性因子:月経周期
環境因子:天候の変化、温度差、頻回の旅行
食事性因子:アルコールや他の食品群

治療法

片頭痛は完治させることが難しく、痛みを抑える対症療法が中心となっています。そして、その対症療法は急性期治療と予防療法に大別されます。発作回数が月に数回程度で生活への影響が少ない場合は急性期治療薬が中心に処方されます。発作回数が多く、生活上の支障が強ければ急性期治療と予防療法が組み合わされます。

片頭痛の特異的治療薬としてトリプタン系薬剤があります。このトリプタンの副作用は、以下の通りです。

主な副作用

症状

消化器症状

悪心、嘔吐、むかむかする

精神神経症状

めまい、ふらふらする、眠気、倦怠感、動悸

痛み

胸部の痛み、胸が押さえつけられる、関節や背中の痛み

予防薬
頭痛の発作回数が多い場合や頭痛の程度が高度の場合、急性期治療薬が効果を示さない場合は、予防療法を行います。また、重大な神経障害を起こす恐れのある特殊な片頭痛の場合も予防療法が必要になります。
予防薬は、カルシウム拮抗薬、抗てんかん薬、抗うつ薬、β遮断薬、ACE阻害薬などがあります。

生命保険の給付金はおりる?!

片頭痛は対症療法が中心であり、基本的に入院・手術などせず通院治療のみであることから、医療保険などの入院・手術給付金はお支払いの対象とはなりません。また、通院は基本的に主契約の入院給付金が支払い対象となり、その入院と因果関係のある通院をした場合に通院給付金が支払い対象となる為、通院給付金も支払い対象とはなりません。

では、片頭痛で通院した場合どんな給付金が支払い対象となるのでしょうか。
就業不能保険であればお支払いとなる可能性があります。就業不能保険給付金は疾病や傷病によって医師が就業不能状態であると判断した場合、入院・手術の有無にかかわらずその就業不能期間が所定の免責期間を超過した場合にお支払いとなります。したがって、片頭痛の症状によって、日常生活に支障をきたすレベルまで悪化してしまい、医師により在宅療養の指示があった場合はお支払いの対象となります。

片頭痛はその症状によって日常生活に支障が起き、階段の昇降など日常的な運動により頭痛が増悪し、動けなくなることもあります。また、吐き気、嘔吐を伴うことが多く、頭痛発作中は感覚過敏となって普段は気にならないような光、音、においを不快に感じることもある為、デスクワーク等就労が難しくなることもあります。
そんな時、就業不能給付金を受け取れたらとても助かりますよね。

就業不能保険とは?働けないリスクに備える保険

片頭痛が起きてしまったら?

  1. 光や音の刺激を避けて、静かな部屋で横になり安静を保ちます。ひと眠りするのが一番ですが、できないときは、椅子に座って静かにしてるだけでも症状は和らぎます。
  2. 痛みがひどい時は、頭を冷やした方が楽になるか、温めた方が楽になるかは人によって違いますので、自分に合ったやり方を行いましょう。冷やす場合は「保冷パック」や「氷まくら」をタオルなどに包み頭の下に敷いて、あおむけで寝たり、額に冷たい物を乗せたりします。
    温める場合は、「熱いタオル」や「使い捨てカイロ」などを後頭部に当てて横になり、頭の下にタオルで包んだ「ホットパック」を敷いて仰向けになってください。
  3. 「こめかみの後ろに並んでいるツボ」を刺激するのが効果的です。息を吸って吐きながらゆっくり押して、押し具合を感じながら次に息を吸って、再び吐きながらゆっくり離してください。
  4. コーヒーや緑茶などのカフェインを含む飲み物を適量摂取すると症状が楽になるケースがみられます。

食事療法のポイント

  1. アルコールは片頭痛を起こしやすくするので、避けましょう。
  2. チョコレート、チーズ、ピーナッツ、豚肉などが片頭痛の誘発因子といわれていますが、直接関係があるかは疑問視されています。食べた時の状況に関係がある場合も考えられますが、いくつかの誘因が重なった場合に発作が起きる事もありますので、神経質になりすぎないようにしましょう。
  3. ダイエット中や朝食を食べないでいると血糖値が下がる為、頭痛が起こることがありますので規則正しい食事をしましょう。

日常生活のポイント

  1. 過労やストレス、緊張によって起こりやすくなっていますので、日頃からストレスをため込まないようにしましょう。
  2. おなかが減ったときや、寝不足、睡眠のとり過ぎも、片頭痛が起こりやすくなります。休日も寝過ぎに注意し、規則正しい生活を心がけましょう。
  3. 片頭痛は、女性ホルモンの分泌量の変動と関係があるといわれ、生理の始まる1~2日前や、生理中(特に生理がはじまって2~3日の間)によく起こります。妊娠中は、片頭痛の頻度が減少することが多いです。
    また、経口避妊薬(ピル)を服用した場合も、片頭痛が起こりやすくなることがあります。
  4. 低気圧が近づくと頭痛が起こりやすいといわれています。また、寒さによって頭痛が誘発される場合があります。冷房が直接頭に当たると頭痛がおこることがありますので、寒気を防ぎましょう。
  5. まぶしい場所や騒音も片頭痛を誘発することがあります。日差しの強いところではサングラスをかけ、光や音、暑さ、換気の悪さなどの刺激をできるだけ避けるようにしましょう。

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