緩和型医療保険のコラム

逆流性食道炎でも医療保険に入ることはできる?

投稿日:2020年3月19日 更新日:

食生活の欧米化やピロリ菌の感染率の低下による胃酸の分泌量の増加のため、日本でも逆流性食道炎の患者数が増加しています。一般に持病があると医療保険には入りづらくなりますが、逆流性食道炎でも入れる医療保険はあるのでしょうか?

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逆流性食道炎でも医療保険に入れる?

逆流性食道炎の治療中だという場合、一般の医療保険には加入が難しくなったり、加入できても一定期間は食道などに対して特定部位不担保が条件として付いたりします。食道に対して特定部位不担保の条件が付いた場合、指定された期間について食道に関する疾病の入院・手術を受けても給付金を受け取れません。指定された期間終了後は食道についても保障されるようになります。

逆流性食道炎が完治しているという場合は完治から数年たっていれば通常の医療保険に加入できる可能性は十分にあります。ただし、逆流性食道炎以外の病気の状況などによっては加入できないこともあります。

逆流性食道炎が原因で医療保険への加入を断られた、あるいは食道への保障が欲しいのに特定部位不担保が条件として付いたという場合は次に紹介する引受基準緩和型医療保険も検討してみましょう。引受基準緩和型医療保険では持病や既往症がある方でも加入しやすくなっています。

引受基準緩和型医療保険とは

引受基準緩和型医療保険とは、名前の通り保険会社が契約を引き受ける基準を緩和している医療保険です。「持病があっても入りやすい」などと宣伝しているのを見聞きしたことがある人も多いのではないかと思います。具体的にどのように入りやすいかというと、健康状態に関する告知が3~5項目程度の「はい」か「いいえ」で答えられる質問となっていて、それにすべて「いいえ」と答えることができれば申し込むことができます。告知項目は以下のようなイメージです。

  • 現在入院中ですか?
  • 過去3か月以内に入院や手術、検査をすすめられたことはありますか?
  • 過去2年以内に病気やケガで入院したことや手術をしたことはありますか?
  • 過去5年以内にがん(悪性新生物)で入院または手術をしたことはありますか?

※あくまでもイメージです。告知項目は保険会社によって異なります。

通常の医療保険でもいえることですが、契約を引き受ける基準は保険会社によって異なります。A社では入れなかったけどB社では加入できたということも起こり得ます。医療保険に入りたいという場合は保障内容を比べるという意味でも複数の会社を比較してみることが大切です。

引受基準緩和型医療保険のメリット・デメリット

メリット

持病・既往症があっても入りやすい

通常の医療保険は持病・既往症があるとなかなか加入することが難しいですが、引受基準緩和型医療保険であれば、通常の医療保険の加入を断られた人や部位不担保となった人でも加入しやすくなっています。

持病や既往症の悪化・再発も保障される

引受基準緩和型医療保険では持病が悪化した場合や過去にかかっていた病気が再発した場合でも保障の対象となることが多いです。ただし、保険の責任開始日前に医師から入院・手術を勧められていた場合や悪化していない場合などは対象外ですので注意してください。

デメリット

保険料が割高

引受基準緩和型医療保険は通常の医療保険と比べて保険料が高くなっています。持病や既往症がある人は加入時に健康な人と比べて入院や手術をする可能性が高いです。つまりは保険金が支払われる可能性が高く、保険を破綻せずに成り立たせるために通常の医療保険よりも保険料が高くなっています。

一定期間内は保障が半減される商品が多い

加入後1年間など一定期間内は入院給付金や手術給付金などの給付額が50%に削減される商品も多いです。逆流性食道炎以外の病気・ケガでも給付額が削減されてしまいます。ただし、最近は保障1年目から給付金が全額受け取れるような商品も出てきています。

逆流性食道炎で入院・手術は必要になる?

医療保険は基本的に入院・手術に対する保障です。逆流性食道炎で入院・手術が必要になることはあるのでしょうか?

逆流性食道炎の治療は多くの場合、生活習慣の改善と薬物による治療で行われます。しかし、数は多くないもののそれらの治療で効果がみられない場合は手術を行うことになります。術後の入院は7日程度です。

また、逆流性食道炎が繰り返し起こることで本来の食道粘膜(扁平上皮)が胃粘膜(円柱上皮)に近い粘膜に置き換わったバレット食道が発生することがあります。そして、バレット食道は食道がんの発生リスクを高めるといわれています。日本においてはまだ症例数が少ないことから正確な頻度は不明ですが、欧米のデータでは健常者と比較して食道がんの発生が30~125倍高いとされています。そのため、バレット食道が認められる場合には逆流性食道炎を手術により治療することが勧められることも多いです。

まとめ

逆流性食道炎の治療中だという場合、通常の医療保険の加入を断られたり食道について一定期間の部位不担保が条件としてついたりすることがあります。しかし、絶対に加入できない、特定部位不担保がつくというわけでもないので、医療保険に入りたいという場合はまずは通常の医療保険に申し込んでみましょう。そして加入を断られたり食道に対する保障も欲しいのに特定部位不担保が条件として付いていたりした場合には引受基準緩和型医療保険も検討してみましょう。


堀田健太

著者情報

堀田 健太
東京大学経済学部金融学科を卒業後、2015年にSBIホールディングス株式会社に入社、インズウェブ事業部に配属。以後、一貫して保険に関する業務にかかわる。年間で100本近くの保険に関するコンテンツを制作中。

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