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緩和型医療保険のコラム

全身性エリテマトーデス(SLE)になったら保険に入れる?

投稿日:2022年11月8日 更新日:

膠原病の一種である全身性エリテマトーデス(SLE)は国が指定する難病の対象になっています。20歳代~40歳代に多く、患者の90%が女性といわれています。一度発症すると完治は難しい病気ですが、全身性エリテマトーデスを発症した後でも医療保険や生命保険に加入できるのでしょうか?

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全身性エリテマトーデス(SLE)発症後は医療保険に加入できる?

全身性エリテマトーデス(SLE)を発症した場合、完治が難しいことから一般の医療保険への加入は難しくなります。
また、治療(副腎皮質ステロイド)の副作用で様々な病気にかかりやすくなることや、症状が悪化すると入院などのリスクが高くなることから通常の医療保険は加入を断られる可能性が高いでしょう。

SLEは指定難病の対象となっていますが、適切に治療すれば症状を抑えて安定した日常生活を送ることも可能になっています。もし加入できる保険が見つからなかった場合は、次に紹介する保険を検討してみましょう。

全身性エリテマトーデス(SLE)でも入れる保険は?

もし一般的な医療保険への加入を断られてしまっても、まだ諦める必要はありません。加入条件が緩やかな引受基準緩和型医療保険や、無選択型保険なら加入できる可能性があります。

引受基準緩和型医療保険

引受基準緩和型医療保険は持病があっても入りやすい保険で、定期的に通院をしている人でも加入しやすくなっています。
健康状態に関する告知事項が一般の医療保険と比べて少なく簡単な内容になっており、保険会社が契約を引き受ける基準が緩和されています。以下のような「はい」か「いいえ」で答えられるような質問に、すべて「いいえ」と答えられれば申し込みが可能です。

  • 現在入院中ですか?
  • 過去3か月以内に入院や手術、検査をすすめられたことはありますか?
  • 過去2年以内に病気やケガで入院したことや手術をしたことはありますか?
  • 過去5年以内にがん(悪性新生物)で入院または手術をしたことはありますか?

※あくまでもイメージです。告知項目は保険会社によって異なります。

引受基準緩和型医療保険では、契約開始前から発症していた持病や既往症の悪化も保障対象になります。そのため、SLEが悪化した場合や合併症が発生した場合でも給付金を受け取りたいと考えている方に向いています。

直近で入院・手術をしていたり、すすめられたりしている場合は加入が難しくなりますが、そうでなければ一般の医療保険を断られた方でも問題なく加入できる可能性があります。保険会社によって引受基準は異なるので、ある会社には断られても他の会社では問題なく加入できることもあります。1社だけに絞らず、複数の会社の商品を比較してみましょう。

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デメリットは?

持病がある方でも入りやすくなっている引受基準緩和型医療保険ですが、デメリットもあります。加入の際には以下の点も踏まえて検討していきましょう。

保険料が割高

健康に関する告知が緩やかな分、保険料が高くなっています。加入年齢や保障内容にもよりますが、一般の医療保険に比べて保険料は1.5倍~2倍ほど割高に設定されていることが多いようです。
持病がある人は健康な人と比べて入院や手術をする可能性が高いので、保険金を請求する可能性も高くなります。保険を破綻せずに成り立たせるためには一般の医療保険よりも保険料を高くする必要があるのです。

一定期間内は給付金が半分になることも

引受基準緩和型医療保険の中には、加入後1年間などの期間は、持病と関係がない病気・ケガで入院や手術をしても給付金が50%に削減される商品もあります。しかし最近ではこの保障が削減される期間がなく、初めから100%保障される商品も出てきています。

特約が少ない

一般の医療保険と比べて特約の種類が少なく、特約の保険料が高くなっていることが多いです。また、がんや三大疾病に関する特約などを付帯すると告知項目が増える点にも注意が必要です。

無選択型保険

無選択型保険は医師の診査や健康状態の告知なしで加入できます。持病がある方でも加入しやすいですが、保険料がかなり割高となっています。また、加入してから1年など一定期間は保障対象外になっている商品もあります。
また、一般の医療保険と比べて受け取れる給付金の上限額が低く、保障対象外となる病気もあるため、給付金を請求しても十分な金額に足りない可能性もあります。一般的な医療保険や引受基準緩和型の加入を断られた人でも入りやすい一方で、保障内容に対して高額な保険料を支払う必要があるか考えましょう。

告知義務がないからといって無選択型保険に加入しようとせずに、まずは通常の医療保険や引受基準緩和型医療保険に加入できるか確認してみましょう

よくある質問

SLEは医療費助成の対象になる?

SLEは指定難病のため、重症度によっては医療費助成を受けることができます。SLEにおける指定難病の医療費助成は、SLEの診断基準(1997年改定ACR分類基準)を満たしており、かつ以下のどちらかに当てはまっているかが認定基準になります。

  1. 重症度分類SLEDAIスコア4点以上
  2. 高額な医療を継続することが必要な患者(軽症高額に該当)

軽症高額該当とは?

軽症高額該当とは、認定基準を満たさなくても高額な治療費(一ヶ月の医療費の総額が33,330円超)が申請月以前の12月以内に3回以上ある場合に医療費が助成される制度のことです。例えば、医療保険3割負担の場合、医療費の自己負担がおよそ1万円となる月が年3回以上ある場合が該当します。

(1)申請月から起算して12月前の月、または(2)指定難病を発症したと難病指定医が認めた月を比較して、いずれか後の月から申請日までの期間が対象です。なお、「33,330円」には入院時食事(生活)療養の標準負担額は含みません。
参考 難病情報センター 指定難病患者への医療費助成制度のご案内

一般の医療保険に加入できなかった場合は、これらの制度を活用して少しでも医療費を抑えていきましょう。

SLEを隠して申し込んでもいい?

SLEの診断を受けている、または通院や服薬を隠して保険契約をすると告知義務違反となります。隠して契約できたとしても保険金請求時の調査で発覚することが多く、ウソがばれてしまうともちろん保険金は支払われません。最悪の場合、契約が解除されることもありますので、SLEを隠して申し込むのは絶対にやめましょう。

NG
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まとめ

全身性エリテマトーデス(SLE)は一度発症すると完治しない病気です。発症すると通常の医療保険は加入が難しくなってしまいますが、加入条件が緩やかな「引受基準緩和型医療保険」であれば入れる可能性があります。
重症度によっては医療費助成の対象となるため、保険に入りたいけれどすでに発症しているという方は助成制度も確認の上で保険加入を検討してみてはいかがでしょうか。

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