子供の教育資金を用意する方法としてよく学資保険が使われます。学資保険には早く入った方がいいと聞いたことがある方もいるかと思いますが、それは本当なのでしょうか。学資保険の加入時期について早い方がお得といわれる理由を紹介します。
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学資保険にはいつから入れる?
そもそもとして学資保険にはいつから入ることができるのでしょうか。最近は妊娠中からでも入ることができる学資保険も多くあります。ただ、妊娠中からといっても妊娠が分かったらいつでもよいわけではなく、流産のリスクが減った出産予定日の140日前からとなります。出産後は様々な手続きや生まれた子供のお世話で忙しく、なかなか落ち着いて学資保険の検討をする時間が取れません。ゆっくりと検討しやすい妊娠中から学資保険について調べ始めるとよいでしょう。
学資保険の加入は早い方がお得な理由
よく学資保険の加入は早い方がお得といわれます。そこにはどのような理由があるのでしょうか。
保険料が安くなる
学資保険を早くに加入すると月々の保険料が安くなります。積み立てることができる期間が長くなるので、その分1回当たりの保険料も安くなるのです。運用によって増える分を考えない場合、15歳までに200万円積み立てるとすると、生まれた直後から積み立てる場合は200万÷15年÷12カ月で月11,112円積み立てればよいですが、3歳から積み立てるとなると、200万÷12年÷12カ月で月13,889円必要となります。
返戻率が高くなる
学資保険の返戻率は、一般的に保険会社の元にお金がある期間が長いほど高くなります。保険会社が100%を超える返戻率を用意できるのは運用によって資金を増やしているからです。長い期間運用できるほど資金を増やすことができるので、学資保険に早く加入したほうが返戻率を高くすることができるのです。
選択肢が増える
学資保険の加入には年齢制限があります。多くの商品で6歳、早いものでは2歳や3歳までしか加入することができません。「忙しいから後で考えよう」と後回しにしていると、加入できる選択肢も減ってしまいます。また、子供の年齢だけでなく親の年齢についても制限があるものがあります。いずれにせよ、加入時期が早い方が商品の選択肢が広がります。
2歳や3歳からではもう遅い?
忙しくて後回しにしているうちに子供が2歳、3歳になってしまったという場合も十分に考えられます。この場合、学資保険の加入はもう遅いかというと決してそんなことはありません。
確かに、月々の保険料は上がり、返戻率も下がってしまいますが、子供が2歳や3歳となるとある程度落ち着いてきますし、子供がいる状態での家計の状況についても把握できているので、どの学資保険が最適かしっかりと考えて加入することができます。
また、月々の保険料が上がるといっても負担できない程上がるわけではなく、返戻率についても100%を超える商品もあります。返戻率をより上げたいのであれば、月々の保険料負担も上がってしまいますが、10歳払い済みなど払込期間を短くするなどの手も考えられます。
さらには、学資保険には契約者である親に万が一のことがあった時の払い込み免除特約があります。これは学資保険が他の手段で教育資金を確保する場合と比べて優れているところです。
2歳、3歳になったらもう遅いとあきらめてしまうのではなく、各社の資料請求などをしてご家族の状況に合った学資保険を探してみましょう。
まとめ
学資保険は、加入時期が早い方が月々の保険料が安く、返戻率も高くなるのでお得です。妊娠中から加入できるものも多くあるので出産して忙しくなる前に加入の検討をしてしまいましょう。すでに子供が2歳、3歳になってしまったという場合も、学資保険に入るのは遅いのであきらめた方がよいということはありませんので、各社の資料を比較するなどして加入を検討してみましょう。
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著者情報
堀田 健太
東京大学経済学部金融学科を卒業後、2015年にSBIホールディングス株式会社に入社、インズウェブ事業部に配属。以後、一貫して保険に関する業務にかかわる。年間で100本近くの保険に関するコンテンツを制作中。