
保障が一生涯続く終身型のがん保険では、保険料の払込期間を終身払いと短期払い(有期払い)を選べるものがあります。終身型のがん保険を契約する場合はどちらを選ぶのが良いのでしょうか。それぞれのメリット・デメリットを紹介します。
記事の要約
- 終身型のがん保険では、保険料を一生涯払い続ける「終身払い」と、一定期間で払い終える「短期払い」を選べる場合がある。
- 終身払いは毎月の保険料が安く将来見直しやすいが、長生きした場合は保険料の総額が大きくなる。
- 短期払いは毎月の保険料は割高だが、払い終えた後は保険料の支払いがなくなるため家計が楽になる。
どんな保険が必要か、いくらの保障が必要なのか分からない方へ
簡単な質問に答えるだけで、あなたに必要な備えと保障金額がすぐにわかります。
最短1分、無料でご利用可能ですので、ぜひお試しください!
\自分に必要な保障がわかる!/
終身払いと短期払いとは
保障が一生涯続く終身型のがん保険では、保険料の払込期間も一生涯支払う終身払いと、「60歳まで」や「30年」といった保険期間よりも短い期間で保険料を払い終える短期払い(有期払い)を選べることがあります。

終身型のがん保険は契約時の保険料がそのまま続きます。終身払いでは支払いが一生涯続くものの、若いうちに加入することで高齢になっても割安な保険料で済むのが特徴です。

一方、短期払い(有期払い)で60歳までに払込満了とした場合、毎月の保険料は終身払いよりも割高になりますが、支払い終えた60歳以降は保険料の負担なしで保障を受け続けることができます。
終身払いのメリット・デメリット
メリット
- 月々の保険料が安い
- 保障の見直しがしやすい
- 保険料払込免除特約で支払いが不要になる可能性がある
デメリット
- 長生きすると保険料総額が高くなる
- 老後も保険料を払い続ける必要がある
がん保険で終身払いをすると、短期払いに比べて月々の保険料は安くなります。ただし、途中で解約しない限り生存している間は保険料を支払い続けていくため、長生きをした場合は保険料の総額が高くなってしまいます。
保険料払込免除特約を付けた場合は、がんと診断確定された場合に保険料の支払いが免除されます。高齢になるほどがんの発症率は高くなるため、終身払いの方がこの特約が適用される確率も高いといえるでしょう。もちろん、がんにならずに健康に過ごした場合は保険料の支払いが続くことになります。払込免除特約を付けると保険料も高くなるため、保障とのバランスをみて決めることが大切です。
また、終身払いのデメリットとしては定年退職して収入が減った後も保険料の支払が続く点があげられます。老後でも無理なく支払い続けられる保険料かを考えて契約する必要があるでしょう。
短期払いのメリット・デメリット
メリット
- 老後に保険料を払わなくてもよい
- 長生きしたら保険料総額が終身払いより安くなる
デメリット
- 月々の保険料が高い
- 保障の見直しがしづらい
60歳までに支払いを終えるように加入すれば、老後に保険料を支払う必要がありません。退職し年金生活になった後でも保険料がかからずにがんのリスクに備えることができるのは、老後の経済的な安心にも繋がるでしょう。短期払いは一定の期間で保険料を払わなければならないため、1か月あたりの保険料は終身払いよりも割高になります。保険料を細く長く支払うか短く太く支払うかの違いです。
また、短期払いでは保障の見直しがしづらい点には注意しましょう。がん治療は進歩を続けているため、今の契約内容が将来も役に立つとは限りません。例えば、一昔前は入院による治療が中心でがん保険も入院保障が手厚くなっていましたが、今は入院日数が減り通院で治療をおこなうケースが増えています。10年後や20年後に保障内容を見直して違うがん保険に加入し直そうとしても、同じ短期払いだと保険料が割高になる可能性が高く保険の乗り換えがしづらくなります。
終身払いと短期払いのどっちがいい?
終身型のがん保険を契約する時に、終身払いと短期払いのどちらがいいのか悩みますよね。保険料で比べると長生きした場合は短期払いの方が得になりますが、自分の寿命がいつになるか、またいつがんになるかは誰にも分かりません。加入する年齢やライフステージに合わせて自分に合った方を選んでいきましょう。
短期払いが向いている人
- 20~40代
- 収入が安定している人
- 定年後は保険料を支払いたくない人
現在20~40代であれば、定年退職するまでにあと20~40年ほどあります。60歳払込完了なら現役時代に支払いを終わらせることも可能ですので、定年後に保険料の心配なく保障を受けられるという安心感を得られるというメリットもあります。
年齢が若いほど短期払いの保険料も安くなりますが、この年代は子育てや住宅ローンなどの支出も多くかかるため、収入が安定している人に向いているともいえるでしょう。家計の負担が大きくなってしまい解約してしまった…となっては本末転倒ですので、支払い続けていける保険料かどうかを含めて検討していくことが大切です。
終身払いが向いている人
- 50~60代
- 毎月の保険料を安くしたい人
- よりよい保険が出たら乗り換えたい人
50~60代になると、払込満了までの期間が短くなるため短期払いの保険料が高くなりやすくなります。また、子どもが独立した後も介護費用や住宅修繕費用など予期しない出費が発生する可能性があるため、月々の保険料を安くして家計の負担を減らしたい人は終身払いが向いています。医療技術の進歩によって必要な保障も変わってきます。将来がん保険を見直したいと考えている方は、高額な保険料を前倒しで払う短期払いよりも終身払いで契約し、よりよい保険が出たら乗り換えるということもできます。
まとめ
終身型のがん保険では、保険料を一生涯払い続ける「終身払い」と、一定期間で払い終える「短期払い」を選べる場合があります。終身払いは月々の保険料を抑えやすく将来の保障見直しもしやすい一方で、長生きすると保険料総額が高くなり、老後も支払いが続く点に注意が必要です。短期払いは老後の保険料負担をなくせる安心感がある一方、月々の保険料が高く、保障の見直しがしづらい面があります。どちらがよいかは、加入時の年齢や家計の状況などを踏まえて選ぶことが大切です。

-
著者情報
堀田 健太
東京大学経済学部金融学科を卒業後、2015年にSBIホールディングス株式会社に入社、インズウェブ事業部に配属。以後、一貫して保険に関する業務にかかわる。年間で100本近くの保険に関するコンテンツを制作中。

