積立保険のコラム

20代の貯金の平均・中央値は?お金を貯めるにはどうすればいい?

投稿日:2020年9月1日 更新日:

20代だと社会人となったばかりで収入も少なく、なかなか貯金もできないという人も多いのではないでしょうか。しかし、今後の結婚や子供の教育資金、住宅購入費用などを考えると、今から少しずつでも貯めていくのが賢明です。20代の場合、どれくらいの貯金があるものなのでしょうか。また、お金を貯めるにはどのようにすればよいのでしょうか。

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20代の貯蓄額の平均・中央値

20代はどれくらいの資産を持っているのか、平均値と中央値を金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査」より紹介します。なお、貯金だけではなく株式や保険なども含まれていますのでご注意ください。

中央値とは

中央値というのは、データを小さい順に並べたときに中央に位置する値のことです。例えば、「1、2、3、4、105」という5つの数字の場合、小さい方から3番目の3が中央値です。なお、この5つの数字の平均値は23です。105という極端な数値に引っ張られて直感的な「真ん中」からずれてしまいます。

単身世帯の場合

金融資産保有額 割合
平均 121万円
中央値 9万円
非保有 43.9%
100万円未満 23.0%
100~200万円未満 10.9%
200~300万円未満 5.3%
300~400万円未満 4.9%
400~500万円未満 2.6%
500~700万円未満 4.0%
700~1000万円未満 2.2%
1000~1500万円未満 1.6%
1500~2000万円未満 0.0%
2000~3000万円未満 0.0%
3000万円以上 0.0%
無回答 1.6%

出典:金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査] 令和5年」

20代の単身世帯の場合、貯蓄額の平均は121万円、中央値は9万円という結果でした。貯蓄がないか、あっても100万円未満という割合は合わせて66.9%です。20代ではなかなかお金を貯めるのが難しいようです。

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年収別貯蓄額

貯蓄のしやすさというのは年収によっても変わってくるでしょう。そこで、同じく「家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査] 令和5年」より、年収別の金融資産保有額を紹介します。

年収 対象数 平均 中央値
収入なし 74 16万円 0万円
300万円未満 266 83万円 5万円
300~500万円未満 178 199万円 60万円
500~750万円未満 26 260万円 200万円
750~1000万円未満 0 - -
1000~1200万円未満 2 3万円 3万円
1200万円以上 3 275万円 220万円

出典:金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査] 令和5年」

年収750万円以上は回答者数が少なくあまり参考になりませんが、年収が多いほど貯蓄額が増える傾向が見て取れます。

二人以上世帯の場合

続いて、二人以上世帯のデータも紹介します。世帯主の年齢が20歳代のデータなので、親と同居しているのではなく20代で結婚している人などのデータです。単身世帯と比べて回答数がかなり少ないので参考程度にしてください。

金融資産保有額 割合
平均 249万円
中央値 30万円
非保有 36.8%
100万円未満 21.6%
100~200万円未満 9.9%
200~300万円未満 8.2%
300~400万円未満 4.7%
400~500万円未満 4.7%
500~700万円未満 4.1%
700~1000万円未満 2.3%
1000~1500万円未満 1.2%
1500~2000万円未満 0.0%
2000~3000万円未満 2.3%
3000万円以上 0.6%
無回答 3.5%

出典:金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査] 令和5年」

年収別貯蓄額

年収 対象数 平均 中央値
収入なし 17 157万円 0万円
300万円未満 34 381万円 8万円
300~500万円未満 41 161万円 10万円
500~750万円未満 56 201万円 70万円
750~1000万円未満 14 448万円 260万円
1000~1200万円未満 6 113万円 3万円
1200万円以上 3 567万円 700万円

出典:金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査] 令和5年」

20代で年収1000~1200万円未満の6人の内訳をみると、金融資産非保有が2人、貯蓄額が100万円未満が1人、200~300万円未満が1人、400~500万円未満という人が1人という結果になっています。

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お金を貯めるには「先取り貯金」の考え方が重要!

調査結果を見る限り、20代ではあまり貯金できている人はいなさそうです。しかし、そこで安心して貯金しなくてもいいというわけではありません。これからお金がかかる様々なライフイベントが控えているので、将来のことを考えて少しでも貯蓄を始めるべきでしょう。

それでも、「貯金が苦手で貯めようと思っても貯められない…」という人もいるでしょう。そういう人がお金を貯めるには「先取り貯金」の考え方を徹底することが大切です。

先取り貯金というのは、収入から先に貯金分を引き、残った金額で生活するという貯金法です。つまり、「収入-貯金=支出」という考え方です。生活費の余った分を貯金する「収入-支出=貯金」では、ついつい使いすぎてしまってなかなかお金を貯めることはできません。給料が入ったら先に貯金分を別の場所に移してしまいましょう。

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手取りからどれくらい貯金に回すのがいい?

先取り貯金をするとして、毎月の貯金額はどれくらいが目安となるのでしょうか。金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査] 令和5年」によると、年間手取り収入(臨時収入を含む)からの貯蓄割合は、20歳代の単身世帯は平均18%、二人以上世帯は平均14%となっています。

単身世帯 二人以上世帯
対象数 308 108
5%未満 6.2% 13.9%
5~10%未満 8.4% 11.1%
10~15%未満 14.6% 19.4%
15~20%未満 3.6% 2.8%
20~25%未満 7.5% 5.6%
25~30%未満 2.9% 0.0%
30~35%未満 7.1% 5.6%
35%以上 18.8% 13.9%
貯蓄しなかった 30.8% 27.8%
無回答 0.0% 0.0%
平均 18% 14%

出典:金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査 令和5年」

生活にあまり余裕がない場合には手取りの10%前後を目安に、生活に余裕がある場合には手取りの20%や30%といった金額を貯金するとよいでしょう。

ある程度貯まったら貯金以外の手段も考えよう

貯金が全くない場合にはまずは給料の3か月分などある程度の額の貯金をするべきですが、貯金にはほぼ利息が付かないのである程度の貯金が貯まったら貯金以外の方法で貯めることも検討しましょう。ここでは貯金以外の手段として積立保険とつみたてNISAを紹介します。

積立保険

積立保険とは、そういう名前の保険があるのではなく、満期保険金や解約返戻金などで貯蓄性のある保険のことです。契約者が払い込んだ保険料は保険本来の目的である保障のための部分と貯蓄のための部分に分けられます。満期時や解約時に戻ってくるのは、貯蓄のために積み立てられ、運用されたお金です。

積立保険は毎月保険料として口座から自動的に引き落とされていくので意志が弱い人でもお金を貯めていきやすいです。また、長引く低金利の影響で積立保険の利率も下がってしまっていますが、貯金よりも高い利率となる商品も多くあります。ただし、注意点として、早期解約してしまうと支払った保険料の総額よりも少ない金額しか戻ってこないことが多いです。契約時にきちんと最後まで支払えるのかよく検討するのがよいでしょう。

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つみたてNISA

つみたてNISAというのは特定の金融商品を指すものではなく、年間40万円までの非課税投資枠で購入した投資信託等から得られた譲渡益、分配金・配当金の税金が非課税となる制度です。通常は利益に約20%の税金がかかりますが、それが非課税となります。

つみたてNISAでは、基本的に毎月コツコツと投資信託の購入を続けることになります。そして、これを長期間続けることによって貯金や積立保険では得られない大きな利益を期待することができます。一方で、投資ですのでリスクはつきものです。お金が必要となったタイミングでリーマンショックのようなことが起こって大きくマイナスとなることもありえます。そのため、必ず余裕資金で投資を行うようにする必要があります。

まとめ

20代はまだまだ収入も少ないせいか、金融資産保有額の平均や中央値は非常に小さくなっています。しかし、だからと言って貯金しなくてもよいというわけではありません。「収入-貯金=支出」という先取り貯金の考え方で将来に向けて着実にお金を貯めていきましょう。そして、貯金だけでなく積立保険やつみたてNISAなど他の手段にも目を向けられるとよいでしょう。


堀田健太

著者情報

堀田 健太
東京大学経済学部金融学科を卒業後、2015年にSBIホールディングス株式会社に入社、インズウェブ事業部に配属。以後、一貫して保険に関する業務にかかわる。年間で100本近くの保険に関するコンテンツを制作中。

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インズウェブ

「保険(Insurance)」とインターネット「ウェブ(Web)」の融合から、サイト名『インズウェブ(InsWeb)』が誕生しました。自動車保険の見積もりを中心として2000年からサービスを提供しています。現在の運営会社はSBIホールディングス株式会社となり、公正かつ中立的な立場で自動車保険のみならず生命保険に関する様々なお役立ち情報も提供しています。

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