就業不能保険のコラム

シングルマザー・ファザーが知っておきたい就業不能保険

投稿日:2021年3月2日 更新日:

シングルマザーやシングルファザーの場合、家計を支えるのは本人1人だけという方が多いのではないかと思います。そうした場合、病気やケガで長期間働けなくなってしまうと、子供を含めて生活が厳しくなってしまいます。こうしたリスクに備える保険として就業不能保険があります。どのような保険なのか確認していきましょう。

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就業不能保険とは

就業不能保険とは、病気やケガで長期間働けなくなった時に備える保険です。医療の高度化のために従来助からなかった命も救えるようになった半面、障害等が残って働くことができない患者数が増えてきたことを背景に販売が開始された比較的新しい保険です。従来の死亡保険や医療保険では、長期間働けなくなった場合の生活費や教育費などをカバーできません。就業不能保険では、所定の就業不能状態に陥った場合、あらかじめ決めた金額を毎月給与のように受け取ることができます。

就業不能保険の特徴

長期間働けなくなった時の生活費を毎月サポート

病気やケガで長期間働けなくなった時の生活費を、毎月給与のように受け取ることができます。シングルマザー・ファザーが働けなくなった場合、公的保障に頼るとしても今までの収入よりも少なくなってしまったり受け取るのに時間がかかったりします。しかし、日々の生活費や子供の教育費などは多少は減らせたとしてもいくらかは必ずかかります。また、住宅ローンや家賃の支払いも避けられません。こうした収支のバランスの崩れをカバーできるのが就業不能保険です。

受け取れる保険金は月10万~50万

所定の就業不能状態に陥った場合に就業不能保険で受け取れる保険金は、保険会社や保険商品にもよりますが、毎月10万円~50万円ほどです。この金額は契約時に選択し、契約時の職業や年収で上限額が決められていることが一般的です。保険商品によっては、傷病手当金がもらえる期間内は受け取る保険金を少なくする代わりに保険料を安くするような設定ができるものもあります。

長期間給付金が受け取れる

就業不能保険は所定の就業不能状態になり、その状態が支払対象外期間を超えて継続している間、給付金を受け取ることができます。就業不能状態から回復しなければ、契約時に設定した保険期間を満了するまで給付金を受け取れます(給付回数に上限がある商品もあります)。保険期間は保険商品にもよりますが、50歳満了~70歳満了で5歳刻みで設定することができます。なお、契約時の年齢によっては設定できない保険期間がある場合もあります。

シングルマザー・ファザーにおすすめな理由

働けないと収入の減少に直結

シングルマザーやシングルファザーが病気やケガで長期間働けない場合、収入の減少に直結します。会社員や公務員の場合は加入している健康保険から傷病手当金が支給されますが、支給額は給料の約3分の2の金額であり、そこから社会保険料も支払う必要があります。また、前年に収入がある場合は住民税も必要です。

このように収入が減少する中で、日々の生活費や子供の教育費、家賃などは変わらずかかります。さらに、病気やケガの治療費として追加の支出が必要となります。収入の減少と支出の増加が合わさり、家計が厳しくなることが想定されます。

国民健康保険だと傷病手当金の支給がない

子供が小さく長時間の労働は難しいために非正規雇用で働いているという人も多くいると思いますが、非正規雇用の場合、労働時間や事業所の規模などによって国民健康保険にしか加入できないということもあります。そして、国民健康保険の場合、病気やケガで働けなくなっても傷病手当金の支給はありません。傷病手当金がないと、「働けない=無収入」となってしまいやすくなります。加入している健康保険が国民健康保険だという場合はより真剣に就業不能保険を検討すべきでしょう。

就業不能保険の注意点

就業不能保険をおすすめしてきましたが、いくつか注意が必要な点もあります。しっかりと確認しておきましょう。

60日~180日の支払対象外期間がある

就業不能保険で給付金の支払いを受けるには、60日~180日の支払対象外期間を超えて保険会社が定める就業不能状態である必要があります。最近は支払対象外となる期間がもっと短い商品もありますが、いずれにせよ支払対象外期間中に回復した場合は給付金の支給を受けることができません。

うつ病などの精神疾患は支払対象外であることが多い

多くの就業不能保険では、うつ病などの精神疾患は給付金の対象外となっています。また、最近では精神疾患も対象に含む商品が増えてきましたが、精神疾患は給付期間が短期間に設定されていたり給付回数が制限されていたりすることも多く、保険料も高めです。精神的な理由で働けなくなるというケースは割と身近なので支払条件については事前に確認しておくようにしておきましょう。

就業不能保険でうつなどの精神疾患は保障される?

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「就業不能状態」は「今の仕事ができない状態」ではない

就業不能保険で給付を受けられる「就業不能状態」は「今の仕事ができない状態」を意味しません。病気やケガの治療を目的に病院や診療所で入院している状態や医師の指示のもと在宅療養で治療に専念している状態など、本当に働けない状態です。元の仕事には戻れなくても他の業種であれば働けると判断されれば給付の対象とはならないことが多いです。

給付金を受け取っている間も保険料の支払いが必要な場合がある

就業不能保険の中には就業不能状態になって給付金を受け取っている間も保険料の払い込みが免除とならず、支払いを続ける必要があるものもあります。就業不能と判断された後は保険料の支払いが不要となる商品もありますが、支払いが免除されないものと比べて保険料が高くなっています。

シングルマザー・ファザーが考えたい他の保険

シングルマザー・ファザーが就業不能保険以外に考えたい保険を紹介します。ただし、保険に入りすぎて普段の生活に困るということがないようには注意してください。

収入保障保険

今まで紹介してきた就業不能保険と名前が似ていますが、収入保障保険は死亡保険の一種です。60歳や65歳までなどと定めた保険期間中に被保険者が死亡するか高度障害を負った場合、そこから保険期間が終了するまで毎月一定の金額の死亡保険金を受け取れます。

収入保障保険は掛け捨ての保険で、保険期間の終了に近づくにつれて保険金の総額が減っていくので、保険料が他の死亡保険と比べて安いという特徴があります。保険金の総額が減っていくというのは、例えば、保険期間が65歳までで死亡時には毎月15万円受け取れる契約の場合、35歳で死亡してしまった場合は30年間で総額5400万円受け取れることとなりますが、55歳で死亡した場合は10年間で総額1800万円となるということを意味しています。

受け取れる保険金の総額が減っていくというと悪いことのように思えるかもしれませんが、子供が小学校を卒業したら小学生のうちにかかる費用を備える必要がなくなるように、子供の成長につれて必要な保障額は減少していくものなので、それで保険料を抑えられるのであればむしろ合理的な保険といえるでしょう。

学資保険

子供を大学に進学させるためには多くの費用がかかってきます。昔と比べて高等教育に対する公的補助は充実してきていますが、それで必要な教育費をすべて賄うということは難しいです。教育費としてまとまった費用を用意するのに大切なことは長期間コツコツとお金を積み立てていくことですが、どうしても自分で貯金をするのは苦手だという人はいるでしょう。そうした場合に有用なのが学資保険です。

学資保険では、毎月保険料として口座から自動的に徴収されていくので、貯金が苦手な人でも半強制的に教育費を貯めていくことができます。また、保険料を支払っている自分に万が一のことがあった場合でも、保険料の払込が免除され、保険金は予定通りに受け取れるので安心です。

お金が理由で子供に大学進学をあきらめてほしくないという場合は学資保険などでしっかりと必要なお金を用意しておくのが大切です。

がん保険

万が一がんになってしまった場合、高額な医療費がかかることが想定できます。そうした場合の医療費に備える保険としてはがん保険があります。がん保険で受けられる保障は商品によって異なりますが、がんの診断が確定したときやがんで入院・手術をしたとき、放射線治療や抗がん剤治療など所定の治療をしたときなどに給付金を受け取ることができます。

日本では高額療養費制度のおかげで医療費の自己負担額には上限がありますが、病院までの交通費や入院時の食事代、個室や少人数の部屋に入院した場合の差額ベッド代、先進医療の技術料など全額自己負担が必要なものもあります。また、がんのために働ける時間が減り収入が減少することも考えられます。女性の場合、乳がんなど子育て中の年代で罹患率が高くなるがんもありますので、がんになってしまった場合の備えとしてがん保険を検討するのもよいでしょう。

まとめ

シングルマザー・シングルファザーの場合、家計を支えるために働くのも子供の世話をするのも自分が中心となるため、病気やケガで長期間働けなくなると収入面でも精神的な面でも多くの負担がかかることになります。せめて、収入面の支えとなるように、万が一に備えて就業不能保険を検討してみましょう。


堀田健太

著者情報

堀田 健太
東京大学経済学部金融学科を卒業後、2015年にSBIホールディングス株式会社に入社、インズウェブ事業部に配属。以後、一貫して保険に関する業務にかかわる。年間で100本近くの保険に関するコンテンツを制作中。

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