盲腸、いわゆる急性虫垂炎の治療法は、抗生剤による保存的治療と、虫垂そのものを切除する手術の2パターンがあります。これらの治療は民間の医療保険でカバーできるのでしょうか。また、過去に盲腸の治療歴がある場合は、保険に加入できるのでしょうか。
目次
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盲腸(虫垂炎)の手術・入院は保険でおりる?!
盲腸による手術・入院費用は、医療保険の手術・入院給付金でしっかりカバーできます。
盲腸の治療は大きく分けると、点滴による抗生剤治療、虫垂を切除する手術の2パターンがあります。抗生剤治療の場合、1週間程度の入院が必要になります。手術の場合についても、術式や症状によって日数は異なりますが、数日から2週間以上の入院が必要になります。
これらの盲腸による手術・入院が対象となるのは、手術・入院給付金が保障される医療保険となります。
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盲腸による「腹腔鏡下手術」と「開腹手術」が対象になります。
盲腸の手術には、内視鏡を用いて行う腹腔鏡下手術、腹部を切開して行う開腹手術があります。盲腸の症状が軽症~中等症であれば腹腔鏡下手術、症状が進行していたり炎症が激しい場合は開腹手術が適応されます。
どちらの手術についても、医療保険の手術給付金の対象になります。手術に伴う入院も保障されるため、手術給付金と入院給付金を受け取ることができます。なお、抗生剤治療(手術なし)においては、入院給付金のみを受け取ることができます。
手術によって倍率が異なる
ほとんどの保険会社では、腹腔鏡下手術の倍率は10倍、開腹手術の倍率は20倍です。
医療保険の手術給付金は、「倍率タイプ」と「固定額タイプ」があります。そのうち「倍率タイプ」は、手術の種類によって5倍、10倍、20倍、40倍、と倍率が変動し、受け取れる手術給付金は、入院給付金日額×手術給付金倍率となります。
盲腸の手術のうち、ほとんどの保険会社では、腹腔鏡下手術の倍率は10倍、開腹手術の倍率は20倍と設定されており、開腹手術は手術給付金を高く受け取れることになります。例えば、入院給付金日額が5,000円の場合、腹腔鏡下手術は5万円、開腹手術は10万円受け取れることになります。
給付金はいくらもらえる?
盲腸で手術・入院をした場合、医療保険ではいくら受け取れるのでしょうか。2つの手術と入院治療のみの場合3パターン別に解説します。
医療保険の保障内容
入院給付金日額:5,000円
手術給付金: 腹腔鏡下手術→入院給付金日額の10倍
開腹手術→入院給付金日額の20倍
腹腔鏡下手術+入院した場合
腹腔鏡下手術で5日間入院した場合、いくら受け取れる?
→手術:入院日額5,000円×10=50,000円
入院:入院日額5,000円×5日=25,000円
合計50,000円+25,000円=75,000円受け取れることになります。
開腹手術+入院した場合
開腹手術で10日間入院した場合、いくら受け取れる?
→手術:入院日額5,000円×20=100,000円
入院:入院日額5,000円×10日=50,000円
合計100,000円+50,000円=150,000円受け取れることになります。
抗生剤治療で入院した場合
抗生剤治療(手術なし)で7日間入院した場合、いくら受け取れる?
→入院給付金日額:5,000円×7日=35,000円
合計35,000円受け取れることになります。
盲腸(虫垂炎)の手術費用はいくら?
盲腸の腹腔鏡下手術と開腹手術の手術費用は以下のとおりです。
・腹腔鏡下手術
虫垂周辺に炎症を伴うもの:220,500円
虫垂周辺に炎症を伴わないもの:137,600円
・開腹手術
虫垂周辺に炎症を伴うもの:88,800円
虫垂周辺に炎症を伴わないもの:67,400円
出典:厚生労働省:別表第一医科診療報酬点数表
入院日数は、腹腔鏡下手術では3~5日程度、開腹手術では7~10日程度になります。
それぞれの手術費用に入院費用、麻酔代、食事代・雑費などがかかり、医療費総額だと大きな金額になりますが、公的医療保険制度を利用すれば自己負担3割で済みます。
手術費用・入院費用・麻酔代などを含めた医療費総額(10割負担)と公的医療保険利用による3割負担の目安は以下のとおりです。
| 医療保険総額(10割負担) | 公的医療保険利用(3割負担) | |
|---|---|---|
| 腹腔鏡下手術 | 約40万円~70万円程度 | 約12万円~21万円程度 |
| 開腹手術 | 約30万円~50万円程度 | 約9万円~15万円程度 |
なお、高額療養費制度を利用すれば、これらの自己負担3割分の金額から更に費用を抑えることができます。一般的な収入の場合、自己負担限度額は8万円程度になります。
しかし、全ての費用が公的医療保険や高額療養費制度でカバーできる訳ではありません。食事代や個室利用料などは全額自己負担になります。ここで、民間の医療保険を利用することで、自己負担分をしっかりカバーすることができます。
盲腸(虫垂炎)にかかると保険加入できる?!
過去に盲腸の手術・入院歴があった場合、医療保険に加入できるのでしょうか。保険加入できるかどうかは、手術歴の有無よって分かれてきます。手術有無に分けて3パターンの保険加入可否について解説します。
手術をして完治している状態◎
手術をして完治している状態であれば、加入しやすくなります。
盲腸は、手術によって炎症や感染が起きている虫垂を切り取ることで、再発率が極めて低くなります。
したがって、手術をして完治している状態であれば再発のリスクがない、つまり保険請求する可能性が低いことから、医療保険には問題なく加入できるでしょう。
入院のみの場合△
抗生剤治療のみの場合や加療中の場合は条件付き加入となる可能性あり
入院での抗生剤治療(手術なし)のみの場合は、点滴や内服で炎症を抑えただけなので虫垂炎が再発する可能性があります。したがって、入院で抗生剤治療のみで完治していない場合や、完治してから期間が浅い場合は、加入後に再発するリスクがあることから、一定期間は盲腸の保障が対象外になる部位不担保の条件付きの契約となる可能性があります。
抗生剤治療後、数年経過している場合◎
抗生剤治療の入院加療のみであっても2~5年以上経過していれば、特別条件なく加入できるでしょう。
医療保険の加入時告知項目において、多くの保険会社では以下のような直近2年や5年以内の傷病歴を問う項目があります。この質問に該当しないような状態、例えば、‟過去に抗生剤治療のために入院加療をしてから数年経っている”などは、問題なく加入できるでしょう。
過去の傷病歴を問う告知項目
・過去5年以内に病気やケガで継続して7日以上の入院をしたことがありますか。
例えば、1年前に盲腸で10日間入院していた場合は、上記の項目に該当してしまい、条件付きの契約内容になる可能性があります。しかし、6年前など5年以上経過している場合は、該当せず問題なく加入できるでしょう。
保険加入できなかった場合は?
盲腸の既往歴が原因で、通常の医療保険に加入できなかったり条件付きになった場合は、「引受基準緩和型医療保険」を検討してみましょう。
引受基準緩和型医療保険では健康状態に関する告知が3~5項目程度で、その質問にすべて「いいえ」と答えることができれば申し込みが可能となっています。告知項目は以下のようなイメージです。
- 現在入院中ですか?
- 過去3か月以内に入院や手術、検査をすすめられたことはありますか?
- 過去2年以内に病気やケガで入院したことや手術をしたことはありますか?
- 過去5年以内にがん(悪性新生物)で入院または手術をしたことはありますか?
※あくまでもイメージです。告知項目は保険会社によって異なります。
引受基準が緩くなっているとはいえ、入院や手術をしてすぐには加入できません。しかし、盲腸の手術を受けて数年経過していれば加入できる可能性は十分にあります。保険会社によっても告知項目は異なるため、何社か比較してみることをおすすめします。
引受基準緩和型医療保険では、持病の悪化や再発も保障されるため、例えば盲腸の再発に備えることができます。
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引受基準緩和型のデメリットは?
引受基準緩和型医療保険は持病があっても入りやすいというメリットがありますが、いくつかのデメリットもあります。
- 保険料が割高
引受基準緩和型医療保険は通常の医療保険と比べて保険料が高くなっています。 - 特約が少ない
特約の種類が通常の医療保険と比べて少なくなっていることがあります。 - 一定期間は保障が半分になる商品もある
加入後1年間など一定期間内は入院給付金や手術給付金などの給付額が50%に削減される商品もあります。しかし最近では保障が削減される期間がない商品も出てきているため、加入直後から満額の保障を受けたい場合には複数の商品を比べてみるのがよいでしょう。
盲腸治療後でも入れる保険を探してみる
まとめ
盲腸による治療費は、医療保険に加入して入ればしっかりカバーすることができます。盲腸の既往歴がある方が医療保険に加入できるかどうかについては、治療内容によります。手術で虫垂を切除していれば、問題なく加入できる可能性があります。入院加療のみをしていた場合でも、数年経って入れば問題なく加入できるでしょう。加入できるかどうかの基準も保険会社によって異なりますので、いくつか保険を比較・検討することをおすすめします。どこも加入できなかった場合には、引受基準緩和型医療保険を検討するとよいでしょう。
