がん保険のコラム

がん保険の「先進医療特約」は付けた方がいい?

投稿日:2019年7月3日 更新日:

がん保険では特約として「先進医療特約」を付けられるものがあります。そもそもとして、先進医療とはどのようなものを指すのでしょうか。また、先進医療特約は付けておいた方がよいものなのでしょうか。先進医療の費用負担や先進医療を受ける可能性について紹介します。

先進医療とは

「先進医療」とは健康保険法等の一部を改正する法律(平成18年法律第83号)において、「厚生労働大臣が定める高度の医療技術を用いた療養その他の療養であって、保険給付の対象とすべきものであるか否かについて、適正な医療の効率的な提供を図る観点から評価を行うことが必要な療養」とされています。

「先進医療に係る費用」については全額自己負担です。そのため、公的健康保険制度での給付では受けられません。ただし、「先進医療に係る費用」以外の通常の治療と共通する部分(診察・検査・投薬・入院料等)の費用は、一般の保険診療と同様の扱いとなります。「先進医療に係る費用」は、医療の種類や病院によっても異なるため、治療を受ける際には確認しましょう。

先進医療は特定の医療機関のみで受けられる

先進医療は、厚生労働大臣が定める医療技術で、大学病院や医療センター、研究センターと大きな医療機関で行っています。保険給付の対象とすべきか評価するために定期的な報告を要するため、先進医療を受けられる医療機関は医療技術ごとに定められています。2019年6月1日時点では89種類(先進医療Aが29種類、先進医療Bが60種類)です。先進医療Aは未承認等の医薬品や医療機器の使用(適応外使用)を伴わない医療技術で、先進医療Bは、未承認等の医薬品や医療機器の使用(適応外使用)を伴う医療技術です。

先進医療で特に高額な技術として、主にがんの治療に用いられる重粒子線治療があります。重粒子線の技術料は医療機関でも異なりますが260万円から300万円程度と高額となっています。最新の治療が先進医療で費用が障害となっていまい、治療が前向きに行えないなどの不安を解消するためにもがん保険の「先進医療特約」があれば、経済的な負担を軽減し治療に取り組むことが出来ます。自分が病に侵されてしまった時に、費用の心配なく、最新の治療に取り組めることは、精神的にも安心ですし、回復への強い味方になるでしょう。

先進医療の費用負担(例)

技術名平均入院期間(日)1件あたりの先進医療費用(円)年間実施件数(件)
陽子線治療17.92,716,0161,663
重粒子線治療5.63,133,6721,008
抗悪性腫瘍剤治療における薬剤耐性遺伝子検査40.533,773143
自己腫瘍・組織及び樹状細胞を用いた活性化自己リンパ球移入療法-429,46324
泌尿生殖器腫瘍後腹膜リンパ節転移に対する腹腔鏡下リンパ節郭清術6.8393,6676
樹状細胞及び腫瘍抗原ペプチドを用いたがんワクチン療法2.7455,0006

出典:厚生労働省 先進医療会議 平成30年度実績報告「平成30年6月30日時点における先進医療Aに係る費用」

先進医療の費用負担イメージ図

3割負担の保険給付分は、高額療養費制度を利用する事が出来ますが、先進医療の自己負担に関しては、全額自己負担で支払わなければなりません。

先進医療を受ける可能性はどのくらい?

がんの治療は、日進月歩で進歩しており、先進技術でも有効性が確認され、保険適用の治療になる技術も増えていきます。先進医療技術は、安全性や有効性、技術的成熟度が確認されれば、保険適用の治療となったり、受けられる医療機関も増えたりしていきます。

先進医療の年間実施件数をみると、先進医療を受ける確率は高いとは言えません。2018年のがん患者数予測では約101万人である事を考えると、陽子線治療や重粒子線治療を受ける患者数は、0.3%程度と低いことが分かります。先進医療を受ける可能性が低い原因には、医師が合理性と必要性を認めた場合のみ実施する点と、受けられる医療機関が少ない点があげられます。先進医療を受けたいと思っても、治療は長期に渡る可能性もあり、遠方の場合だと経済的にも地理的にも困難となり、治療を受けられないケースもあるでしょう。

しかし、先進医療を受ける可能性は確率的に低いとはいえ、実際に自分が先進医療を受けることとなった場合には、保険で資金的な余裕があると安心できます。先進医療は公的健康保険では適用外となるため、治療は高額になる事が多く、中には1件あたり数百万円かかる治療もあります。しかし、民間のがん保険での先進医療特約の保険料は数百円程度が一般的です。万が一、先進医療を受ける事態となった時を考えると、掛け捨てとなってしまったとしてもお得な特約と考えられます。

がん保険の「先進医療特約」で自己負担を軽減!

先進医療は、厚生労働省が認める先進的医療ではあるが、保険診療の対象として適正かを評価中となっている医療技術となります。そのため、先進医療の扱いのうちは、全額自己負担で費用負担をしなければならず、患者の経済的な負担が大きくなります。

保険診療の場合であれば、治療費が高額になっても「高額療養費制度」の適用で自己負担額を抑える事が出来ますが、先進医療に係る費用は、高額療養費制度も適用されません。先進医療を受ける場合は自己資金で補う事になりますので、貯蓄を切り崩したり、生活資金を削ったりといった日常生活に影響する経済的な負担を考えなくてはいけません。がん保険の「先進医療特約」の契約があればそのような心配を取り除くことができます。先進医療による療養を受けた際の自己負担を保険で補うことができるのです。先進医療を費用負担が理由であきらめたくないという場合は、がん保険に先進医療特約を付けることを検討してみましょう。

がん保険を探している方はこちらもチェック!!
この保険もよく一緒に資料請求されています。
終身保険は死亡保障が一生涯続きます
持病や健康不安がある方を支える医療保険がすぐに見つかる
終身保険は死亡保障が一生涯続きます

-がん保険のコラム

がんへの備えは大丈夫?/

Copyright© SBI Holdings Inc. All Rights Reserved.