積立保険のコラム

貯金の目標はどう決める?目標達成のコツは?

投稿日:2019年11月26日 更新日:

貯金を成功させるためのコツの一つに目標を明確にすることがあります。目標があるのと何となく貯めるのとでは目標があった方が貯金への意欲がわきます。しかし、「いきなり貯金の目標を立てろと言われても困る…」という人もいるのではないでしょうか。そこで、この記事では貯金の目標となりうる指標をいくつか紹介します。自分で目標を決められないという方は参考にしてみてください。

また、あわせて貯金目標を達成するためのコツも紹介します。いつも目標倒れに終わってしまうという方は、ぜひとも紹介するコツを取り入れて貯金を成功させてください。

どんな保険が必要かいくらの保障が必要なのか分からない方へ

簡単な質問に答えるだけで、あなたに必要な備えと保障金額がすぐにわかります。
最短1分無料でご利用可能ですので、ぜひお試しください!

\自分に必要な保障がわかる!/

いくら必要?簡単診断

貯金の目標、決め方の例

まずは生活費の3カ月分

貯金が全くない場合の目標としてよく言われるのが生活費の3か月分です。急に収入がなくなるあるいは急減したときに、生活の立て直しができるまでしのぐための生活防衛資金として、生活費の3か月分は貯めるように言われています。会社を自己都合退職した場合、失業保険に3カ月の給付制限があることも根拠の一つとなっています。

何かあったときに貯金がなければ生活が非常に苦しくなります。そのため、まずは生活費の3か月分を目標とし、それが達成できたら余裕をもたせるために生活費の6カ月分を目標に貯金しましょう。

100万円というキリの良い数字

100万円という数字もよく目標として使われます。100万円という金額に特に根拠はなく単にキリの良い数字というだけですが、ある程度まとまったお金であり、達成感のある目標となります。

仮に100万円を1年間で貯めるとしたら1カ月あたり8万3334円貯める必要があります。2年間で貯める場合は1カ月あたり4万1667円です。こうした金額をコツコツと貯めていくことができれば、100万円を達成した後も継続して貯金していける習慣が身についていることでしょう。

年齢代別の平均値・中央値

自分と同じ年代の人の貯金の平均値や中央値も1つの目標となるでしょう。中央値というのは小さい順に並べていったときにちょうど真ん中になる数値です。例えば、5人の貯金額が100万円、120万円、150万円、200万円、2000万円だった場合、貯金額の中央値は小さい順に並べた時の真ん中にあたる150万円です。なお、この例での平均値は514万円です。この例のように、一部のお金を多く持っている人が貯金の平均値を引き上げているので、まず目指すのは中央値がよいでしょう。

年齢代別の貯蓄の平均値・中央値は以下の表の通りです。

世代別金融商品保有額の平均(金融資産を保有していない世帯を含む)

世帯主の年齢 中央値 平均値
20歳代 30万円 249万円
30歳代 150万円 601万円
40歳代 220万円 889万円
50歳代 300万円 1147万円
60歳代 700万円 2026万円

※預貯金だけでなく、保険や株式、投資信託なども含みます。

出典:「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査](令和5年)」

お金の疑問
年齢代別の平均貯蓄額はいくら?お金を貯めるにはどうすればいい?
他の家庭がどれくらい貯蓄しているのか気になりますよね。しかし、仲の良い友人やご近所さんであっても「どれだけお金ためてるの?」とはなかなか聞けません。金融広報中央 ...

続きを見る

手取りの30%前後

将来的に貯める金額ではイメージがわきにくい、後で取り返そうと思ってしまうという場合は、月の手取りの30%のように毎月貯金に回す金額を目標にするというのもよいかもしれません。

30%という数値は家計調査をもとにしています。家計調査において、年間収入の区分別に預貯金純増額が可処分所得に占める割合を計算するとだいたい30%前後となります。

年間収入 ~373万 373万~515万 515万~667万 667万~873万 873万~
世帯人員 1.40 2.00 2.70 3.06 3.20
可処分所得 220,945 309,801 387,319 492,101 719,666
預貯金純増 61,808 83,016 116,099 155,005 273,863
預貯金純増率 28.0% 26.8% 30.0% 31.5% 38.1%

出典:総務省統計局「家計調査」(2023年)総世帯のうちの勤労者世帯

収入が少なくて厳しい場合は手取りの10~20%、そこそこの年収がある場合は手取りの20~30%、年収が多い場合は手取りの30%前後を目安に貯金に回すのが良いでしょう。

貯蓄割合
みんなは収入の何%を貯蓄に回しているの?
「将来のことを考えて貯金を始めたいけど、どれくらいの金額を貯金に回せばいいの?」、とお悩みの方はいませんか?総務省統計局の「家計調査」から世間の人々は収入のうち ...

続きを見る

貯金目標を達成するコツ

目標を立ててもいつも貯金に失敗してしまうという人もいるかと思います。そんな方のために貯金の目標を達成するコツを紹介します。

目標を高くしすぎない

貯金を失敗してしまう人にありがちなのが、目標を高く持ちすぎてしまうことです。志を高く持つのはよいことですが、あまりにも高い目標を持って失敗してしまっては意味がありません。今まで貯金ができていなかったのに急に月10万円貯金しようと思っても、それまでよほど無駄遣いをしていたのでなければなかなか難しいでしょう。最初は小さな目標からでよいので貯金をする習慣をつけ、慣れてきたら次第に大きな目標にチャレンジするようにしましょう。

何にいくら使っているのか把握する

自分の支出を把握しましょう。1円単位で細かに把握する必要はありませんが、ざっくりと何にいくら使っているのかは把握して無駄遣いをしないように気を付けましょう。そして特に固定費について削減できるものはないか考えてみることをおすすめします。日々の食費をいくらか安くするような努力を続けるよりも、無駄に契約しているスマホのオプションや定額課金のサービスを解約したほうが楽に節約できるでしょう。

先取り貯金をする

「収入-生活費=貯金」ではなく「収入-貯金=生活費」と、収入から先に貯金分を分けておき、残りの金額で生活するようにしましょう。いわゆる先取り貯金です。

先取り貯金を成功させるためには以下の3つが大切です。

  • 毎月の貯金額を高くしすぎない
  • 生活費用の口座とは別の場所に自動的に貯金されるようにする
  • 貯金は簡単に崩せないようにする

銀行の積立定期預金、(会社に制度があれば)財形貯蓄、貯金とは少し違いますが積立型の保険など自分に合った形で貯金をするとよいでしょう。

貯金
貯金の基本は先取り貯金!失敗しない方法は?
将来のためにお金を貯めたいけどなかなか貯まらない…とお悩みの方はいませんか?そんな方におすすめなのが先取り貯金です。しかし、先取り貯金を始めてみても思うよう貯ま ...

続きを見る

目標を公開する

目標を自分1人のうちにとどめておくのではなく、家族や友人に宣言したりSNSなどでその進捗を公表したりすることで目標の達成確率は高まります。人の目があるとさぼれないというのは感覚的にも理解できると思います。家族や友人に知られるのは何となく嫌だという場合は普段使わないサブアカウントや無料のブログサービスなどを利用するのもよいでしょう。毎月の貯金額の振り返りや反省としても使うことができます。

まとめ

貯金を成功させるためには目標があった方がよいです。自分で目標を決められないという場合は、生活費の3カ月分、100万円というキリがよい数字、自分の年代の貯金の中央値・平均値、手取りの20%などを目標として貯金していきましょう。

そして目標を達成するためには支出の把握や先取り貯金などが大切になってきます。積立定期預金や積立保険など、簡単には崩せない生活費用の口座とは別の場所に貯蓄していくとより効果的です。貯金の習慣を身に着けて将来のために着実に貯金していきましょう。


堀田健太

著者情報

堀田 健太
東京大学経済学部金融学科を卒業後、2015年にSBIホールディングス株式会社に入社、インズウェブ事業部に配属。以後、一貫して保険に関する業務にかかわる。年間で100本近くの保険に関するコンテンツを制作中。

どんな保険が必要かいくらの保障が必要なのか分からない方へ

\自分に必要な保障がわかる!/

いくら必要?簡単診断

\積立保険の資料請求はこちら/

資料請求スタート

貯金を始めたいという方はこちらもチェック!!
この保険もよく一緒に資料請求されています。
老後の生活資金準備を始めるなら個人年金保険!
終身保険は死亡保障が一生涯続きます
老後の生活資金準備を始めるなら個人年金保険!

インズウェブSNS公式アカウント

  • Twitter
  • facebook
  • instagram
  • tiktok
  • LINE
  • youtube
  • pinterest
  • note
  • Twitter
  • facebook
  • instagram
  • tiktok
  • youtube
  • pinterest
  • note
\インズウェブのお得情報を発信!/友だち追加

記事が参考になったらシェアお願いします!

  • この記事を書いた人

インズウェブ

「保険(Insurance)」とインターネット「ウェブ(Web)」の融合から、サイト名『インズウェブ(InsWeb)』が誕生しました。自動車保険の見積もりを中心として2000年からサービスを提供しています。現在の運営会社はSBIホールディングス株式会社となり、公正かつ中立的な立場で自動車保険のみならず生命保険に関する様々なお役立ち情報も提供しています。

-積立保険のコラム

Copyright© SBI Holdings Inc. All Rights Reserved.