健康診断で「要再検査」や「要精密検査」と指摘されたら通常の医療保険には入れないのでしょうか?もし要再検査や要精密検査の診断結果を隠して保険に入った場合どうなるのでしょうか?
目次
どんな保険が必要か、いくらの保障が必要なのか分からない方へ
簡単な質問に答えるだけで、あなたに必要な備えと保障金額がすぐにわかります。
最短1分、無料でご利用可能ですので、ぜひお試しください!
\自分に必要な保障がわかる!/
まずは病院で検査を受けよう
再検査、要精密検査の診断を受けたらまずはきちんと検査を受けましょう。再検査で問題なければ通常の医療保険に加入できる可能性があります。
要再検査と要精密検査の違いは?
要再検査
健康診断や人間ドックで異常な数値が検知され、検査結果が本当に異常であるか再現性を確認するために検査が必要と判断された場合に通知されます。
要精密検査
通常の健康診断や人間ドックで異常な数値が検知され、
①具体的にどのような原因疾患によって引き起こされているのか
②治療が必要なのか
を確認するために精密検査を行うべきであると判断された場合に通知されます。
健康診断の結果を告知しないとどうなる?
健康診断の結果を正しく保険会社に告知しないとどうなるでしょうか?
-
持病を隠して保険に加入するのはNG!隠すとどうなる?
再検査や精密検査を受けなくても告知義務違反になる?
会社の健康診断で要再検査や要精密検査の診断を受けた後、病院に一度も行かないまま医療保険に入ることは可能なのでしょうか?
保険会社によって異なりますが、加入時の条件として所定の年数以内に健康診断や人間ドックで異常の指摘を受けたことがあるかと質問されます。異常の指摘とは要経過観察・要再検査・要精密検査・要治療といった条件が含まれており、実際に病院に行かなくても健康診断で上記のような診断をされた時点で告知義務があります。
また、健康診断や人間ドックの結果を提出する場合もあるため、医療保険に加入することはできても告知義務違反で保険金を受け取れない可能性が高いのです。
告知内容は保険会社によって異なるため、再検査に関する告知の必要がなくても申し込める保険会社もあります。その場合は通常の医療保険に問題なく加入できる可能性も高いです。告知事項については加入前に確認してみると良いでしょう。
精密検査のために入院したら通常の医療保険には入れない?
精密検査のために入院(検査入院)し、その結果異常なしと診断された場合は、通常の医療保険に加入可能です。
ただし保険会社によっては、検査入院したのが告知日より一定の期間以内の場合、告知事項に該当しているとして加入を断られるケースもあります。
また、検査で異常なしでも告知を求められることがあり、その場合、告知内容によっては加入を断られる可能性もあります。
検査結果が悪くても入れる医療保険に入れる?
病院で検査を受けた結果、疾病が見つかってしまったらもう医療保険には入れないのでしょうか?
医療保険は一定の条件を付けることで加入できるケースがあります。また、医療保険の中には、持病や入院歴・手術歴があっても入れるものもあります。どのようなものがあるのか見てみましょう。
割増保険料・保険金額の引き下げ
精密検査の結果が悪くても、通常の医療保険に加入できる方法もいくつかあります。1つ目の方法が、払込保険料の割増や保険金の引き下げです。
健康な人に比べて持病や既往歴のある人は病気になる可能性が高く、保険会社にとって保険金支払いのリスクが高い人を健康な人と同一の条件で保険契約を結ぶのは公平性に欠けると言えるでしょう。そこで持病や既往歴のある人の保険料を割り増したり保険金の上限金額を引き下げることで、平等性を保っているのです。
保険会社によっては一定期間のみ保険料の支払額が割増となり、以降は通常通りの保険料に引き下げられることもあります。
特定部位(疾病)不担保
通常の医療保険に加入する方法の2つ目が、特定部位不担保です。
健康状態に問題があっても通常の医療保険に入りたいのであれば、特定の疾病や特定の部位が原因で入院や手術が必要になった場合は保険金支払いの対象から外す『特定部位(疾病)不担保』の条件を付けた上で加入できるケースがあります。
不担保となる対象範囲については保険会社が個別に判断しているため、保険会社によって異なることがあります。また、保険会社によっては一定期間のみ不担保になり、以降は通常通り支払い対象となることもあります。
引受基準緩和型医療保険
通常の医療保険と同等の保障範囲を希望する場合は、引受基準緩和型の医療保険も検討してみましょう。引受基準緩和型医療保険は通常の医療保険に比べて加入条件が緩やかになっており、通常の医療保険の加入を断られた人でも加入しやすくなっています。
どのように入りやすくなっているかというと、健康状態に関する告知が3~5項目程度の「はい」か「いいえ」で答えられる質問になっていて、その質問にすべて「いいえ」と答えられれば申し込みが可能です(過去に保険料を払わなくて契約を解除されたなど健康状態に関すること以外で契約できないこともあります)。告知項目は保険会社によって異なりますが、以下のような内容になっています。
- 現在入院中ですか?
- 過去3か月以内に入院や手術、検査をすすめられたことはありますか?
- 過去2年以内に病気やケガで入院したことや手術をしたことはありますか?
- 過去5年以内にがん(悪性新生物)で入院または手術をしたことはありますか?
※あくまでもイメージです。告知項目は保険会社によって異なります。
直近で入院・手術をしていたり、すすめられたりしている場合は引受基準緩和型医療保険でも加入は難しくなりますが、そうでなければ通常の医療保険を断られたり条件が付いたりした方でも問題なく加入できる可能性があります。保険会社によって告知項目は異なるので複数の会社のものを比較してみましょう。
▼一括資料請求で保険会社を比較するワケ
▼一括資料請求で保険会社を比較するワケ
- ネットで簡単に資料請求!時間がない方にピッタリ
- 各社保障が違う商品から自分に合った保険を選べる
- 大切な資料を手元に残せる
無選択型保険
引受基準緩和型の医療保険も入れないという方には無選択型の医療保険があります。無選択型保険は健康状態に関する告知や医師の診査がなくても加入できますが、以下のようなデメリットもあります。
- 一般的な医療保険や引受基準緩和型医療保険に比べて保険料が高い
- 受け取れる保険金や給付金の上限額が低い
- 一般的な医療保険に比べて免責事由の範囲が広いことが多い
まとめ
要再検査または要精密検査と診断されたらまずは検査を受け、健康状態を確認しましょう。
検査を受けた結果問題なければ通常の医療保険に加入可能ですが、検査を受けずに医療保険に入っても支払いの時点で告知義務違反が発覚して保険金を受け取れない可能性が高いでしょう。もし検査の結果健康状態に問題があると判明した場合は、引受基準緩和型医療保険のような加入条件が緩やかな保険を検討してみてはいかがでしょうか。