女性向け医療保険には貯蓄型と呼ばれるものと掛け捨て型のものがあります。貯蓄型とはいっても生命保険で一般に貯蓄型といわれるような保険とは様子が異なります。貯蓄型といわれる女性向け医療保険とはどのようなものなのでしょうか。また、掛け捨て型とどちらがよいのでしょうか。
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女性向け医療保険とは
女性向け医療保険とは、通常の医療保険の保障内容に加えて女性特有の病気に対する保障を厚くした医療保険です。子宮がん、卵巣がん、乳がん、帝王切開などに対して通常よりも手厚い保障を受けることができます。すべての保障を手厚くするのではなく、女性特有の病気に対する保障を手厚くすることで保険料の上昇を抑えています。
女性向け医療保険は女性特有の病気に対してのみ保障を受けられるのではなく、通常の医療保険の保障内容も含んでいます。また逆に、女性特有の病気は通常の医療保険でも給付の条件を満たせば給付金の支払いを受けることができます。
貯蓄型の女性向け医療保険とは
貯蓄型の女性向け医療保険に明確な定義はありませんが、使わなかった保険料が戻ってくるものや解約返戻金があるもの、数年ごとに「生存給付金」や「健康お祝い金」が支払われるものなどを指して貯蓄型の女性向け医療保険としていることが多いようです。
一般に貯蓄性がある保険とされる終身保険や学資保険、個人年金保険などと異なり、女性向け医療保険は貯蓄を主目的としたり解約を前提として契約をしたりすることはありません。健康であったときに保険料が無駄になりにくいというようなイメージです。
貯蓄型と掛け捨て型のメリット・デメリット
貯蓄型と掛け捨て型のそれぞれについてメリットとデメリットを紹介します。
貯蓄型のメリット・デメリット
貯蓄型の女性向け医療保険のメリットは、健康であった場合に保険料が無駄になりにくいことです。掛け捨ての保険は使わなかった時の保険料が無駄に感じられて嫌だという場合は貯蓄型のものを考えてみてもよいかもしれません。
一方で、デメリットとしては保険料が高いことが挙げられます。貯蓄性を売りとする保険はどうしても掛け捨て型の保険よりも保険料が高くなります。高い保険料を払い続けることができるのか、掛け捨て型との差額の分を自分で貯蓄していった方がよいのではないかということを考える必要があります。また、医療保険は基本的に掛け捨てのものなので、貯蓄型のものは選択肢が少ないということもデメリットといえます。
掛け捨て型のメリット・デメリット
掛け捨て型の女性向け医療保険のメリットは保険料が安めであることです。そもそも損得で考えるのであれば、保険は基本的に損をするものです。それでも万が一のことがあった時に備えて多くの方が保険に加入しています。それならば安い保険料で保障が充実している方がよいと考えるのであれば掛け捨て型の方が適しています。また、貯蓄型と比べて商品数が充実しているので、より自分に合った保険を選びやすいこともメリットといえます。
反対にデメリットは、健康であれば保険料分だけ損をすることです。掛け捨てなので保険料は戻ってきません。入院や手術などをしなければただ「安心」を買い続けることになります。
貯蓄型と掛け捨て型のどっちがいい?
貯蓄型と掛け捨て型のメリット・デメリットを紹介しましたが、結局のところどちらがよいのでしょうか。基本的には選択肢が多く、保険料が安めの掛け捨て型のものを中心に検討していくのがよいでしょう。それでも保険料が無駄になるのがどうしても気になるという場合や貯蓄型のもので魅力的な商品を見つけたという場合は貯蓄型のものもあわせて検討するのがよいと思います。
いずれにしても保障を得るために保険料を払っていくことになるので、各社の商品を資料請求するなどして加入する前にはしっかりと比較・検討するようにしましょう。
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著者情報
堀田 健太
東京大学経済学部金融学科を卒業後、2015年にSBIホールディングス株式会社に入社、インズウェブ事業部に配属。以後、一貫して保険に関する業務にかかわる。年間で100本近くの保険に関するコンテンツを制作中。