ソルベンシーマージン比較
ソルベンシーマージン比率
は予測を超えるリスクに対する各社の支払い能力を示すもので、保険会社を数字で比較する際、もっとも広く使われている指標の一つです。 一般的に200%を超えていれば十分な支払い余力を持っていると考えられています。(生保各社の2008年度決算より抜粋)
ソルベンシーマージン(solvency margin)とは、「支払余力」を意味します。
生命保険会社は、将来の保険金などの支払いに備えて責任準備金を積み立てているので、通常予想できる範囲のリスクについては十分対応できます。しかし、環境の変化などによって予想もしない出来事が起こる場合があります。例えば、大災害や株の大暴落など、通常の予測を超えて発生するリスクに対応できる「支払余力」を有しているかどうかを判断するための行政監督上の指標の一つがソルベンシーマージン比率です。
この比率は経営の健全性を示す一つの指標ではありますが、この比率だけをとらえて経営の健全性の全てを判断することは適当ではありません。
なお、生命保険会社のソルベンシーマージン比率が200%を下回った場合には、監督当局によって早期に経営の健全性の回復を図るための措置がとられます。 逆に言えば、200%以上であれば、健全性についての一つの基準を満たしていることを示しています。
●ソルベンシーマージンの主なもの
基金(資本金)、価格変動準備金、危険準備金、貸倒引当金、有価証券含み益、劣後ローンなど。
●リスクの合計額
保険リスク、予定利率リスク、資産運用リスク、経営管理リスクなど通常予想できる範囲を超える諸リスクを数値化して算出します。
- 保険リスク
- 大災害の発生などにより、保険金支払いが急増するリスク
- 予定利率リスク
- 運用環境の悪化により、資産運用利回りが予定利率を下回るリスク
- 資産運用リスク
- 株価暴落・為替相場の激変などにより資産価値が大幅に下落するリスク、および貸付先企業の倒産などにより貸倒れが急増するリスク
- 経営管理リスク
- 業務の運営上通常の予想を超えて発生し得るリスク