段階保険料方式

だんかいほけんりょうほうしき
 保険料水準を将来に向けて段階的に引き上げていくことをあらかじめ想定して将来見通しを作成し、財政運営を行う財政方式のことを段階保険料方式といいます。

平成16年年金制度改正では、保険料水準を段階的に引き上げて、平成29(2017)年度以降、一定の水準で固定し、給付水準を自動調整するという保険料水準固定方式がとられました。この財政方式は、保険料水準の引き上げをあらかじめ想定し財政運営を行うという観点から見ると、段階保険料方式の一形態と考えることができます。

段階保険料方式は賦課方式と積立方式の両方の要素を併せもち、保険料の引き上げ方により、どちらの方式に近くなるかが決まります。我が国の年金制度は賦課方式を基本とした方式であり、賦課方式に近い積立金水準を維持することで運用リスクを軽減する一方、一定の積立金を保有し活用することで、将来の保険料水準や給付水準を平準化するとともに、少子高齢化に伴う急激な負担の上昇や給付の低下を回避するという両財政方式の長所を生かした財政方式をとっています。